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2014-04-02

4月1日自動定植機でのネギ植え本格的に始まる。

四月一日、やはりそこはかとなく、気分一新という感じに単純な私はなってしまいます。いよいよ桜も満開、仕事に向かう途中、少し迂回して車窓からお花見をしながら、職場に向かおうかと考えています。これから桜が散るまで、何度も桜を見る楽しみが、私を春のあやしき世界へといざないます。

さて、今日から本格的に、自動定植機(バッテリーで動く)でネギを植えます。いろいろな理由で冬の間眠っていた定植機ですが、ようやく先週から植えられるようになってきたのです。冬の間は仕方がないので、わずかではあれ手で植えていたのですが、現代農業では手植えでは、永遠に人件費が出ないのです。

現代農業のあれやこれやのおかしさは、これから徐々に、書いてゆきたく思いますが、もううほとんど消費者もそのおかしさに、無感覚にならざるを得ないくらい、末期的状況になってきているように感じます。

農薬、化学肥料、そのほかの、不自然なものを使った畑で生産されるネギとは、異なるネギを作ってそれを消費者に届けようという、いまどき珍しい会社で働いている私としては、つたなきブログではあれ、なんとか一人でも意識の高い消費者に、安心して買って食べてくださるようなネギを作り、届けるにはどうしたらいいのかと考えてしまう。
完全無農薬の見事なネギ、是非食べてみてほしい

開墾から始めた畑にようやく本格的にネギが、ぐんぐん育つ季節が訪れている。2か月後は一面が、ねぎに覆われている姿を想像する。なんとも言えない、が、感傷に浸っている暇はない。

私としては、安心して食べられるネギを、きちんと育てる。そのことに専心したい。サンナンの農部門は、少人数でなんとか利潤が出る農業をめざしている。がこのご時世そのことがいかに難しいことであるのかを働くにつけ、感じるようになってきた。

今年中には何とか、軌道に乗せるべく勝負の年になるので、コンスタントにネギが出荷できるようにしなければならない。少人数できわめて良心的な会社に何故か巡り合ったのだから、悔いなくやれるだけのことはやって、微力を尽くしたいのである。

自然相手だから、思うようにはゆかないが、それでも畑に春が訪れぐんぐんネギが育ち始めた。このような採算を取るのが難しい事業に果敢に取り組み、利潤を出し、働く人が何とか生活できるようA専務や、F氏は考えている。その熱意が私にもN氏にも伝わる。

以上は、朝出勤する前に書いた。これからは日付(2日)が変わったが、珍しく真夜中書いている。ポカポカ陽気の中、終日N氏とネギを植えた。相棒とのコンビがいいからなのだと思うが、肉体的には疲れはするものの、精神的なストレスがこのサンナンの農チームにはまったくない。

ほとんどF氏の考えのもと、N氏と私の3人で、知恵を出し合ってことを進めてゆくので、限りなく風通しがいい。忌憚なく思うことを言いあい、どうしたら前に進んでゆくかを考える。決めたらひたすら実行する。

働くということは、どういうことであるのかを、サンナンで働き始めてあらためて考えている。労働の原点、あせらず、考え続けたい。

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