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2022-04-06

昨日夕刻、NHK岡山放送局F記者の長いインタビューを受けた、翌日の朝に想う。

 昨日の午後3時過ぎからおおよそ2時間半、我が家でNHK岡山放送局の女性記者Fさんの取材インタビューが我が家で行われ、カメラマンの男性と助手のかたの3人がこられた。

数日前のF記者の取材も、長時間にわたったが今回もおっとり揺ったりとしたインタビューで、私がもっとも落ち着く我が家でのインタビューであったこともたぶんにあると思うが、落ち着いて受け答えできたかとは思っている。

うまく答えられない問いかけなどもあって返答に窮することもあった。その一つは、このカテリーナさんのチャリティー演奏会で何を伝えたいですか、というものだった。言葉では伝えきれないものがあるからこそ、音楽が生まれるのではないかと私などは思う。

当日会場にこられ、カテリーナさんの演奏と歌声を直接聴かれたかたがたが自ずと各自体感し、自己の中に意味のようなものを発見されるのではないかとおもう。

友人からの激励のお便り

話は変わるが、F記者はまだ若いのだが、じっくりと今時信じられないくらいゆったりと人の話に耳を傾けることができる能力を備えた女性で、ちょっと驚いた。自分でも信じられないほどに落ち着いて受け答えができたのは、F記者の粘り強さ以外の何者でもない。

あの若さで、気長に人の話を聞いて、ある程度の長さに編集してオンエアーするのは、なかなかに骨のおれることだと思うのだが、落ち着きと、ツボを得た無駄のない質問には驚いた。若くて優秀な志、現代を生きてゆく上での問題意識を、一記者としてきちんと踏まえながらのインタビューで、久しく感じたことのないほどスムースに受け答えができた。

企画者としてこれまでいろんなメディアの方から取材を受けたのだが、こんなにもながく話を聞いてくださった方は初めてである。どちらかと正直に告白すると、マスコミの関係者とは、私はあまり相性がよくないのが常であったのだが、今回は全くそのようなことがなかった。

なぜなのであろうかと考える。時代の流れ推移に、自分の感覚とのあまりのずれにたいして、もう自分が企画者として出る幕は終わったのだと言う、現役引退者生活の最中、途方もない言葉にならない戦争が勃発し、引退返上アクションを起こしたがために、なりふり構わずマスメディア巡りをしたお陰で、F記者とめぐりあえたのは幸運以外のなにもの出もない。

今回の突然の時間のない企画に、こうも熱心に関心をもち取材しその内実に迫り、視聴者に伝えようと真摯に労を惜しまず仕事に邁進する記者魂を持ったかたに巡り会えたことの嬉しさを、なんとしても五十鈴川だよりに打っておかねばならない。今日の夕刻オンエアーされる。楽しみである。


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