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2022-04-24

2022年2月24日の朝に想う。

 2022年4月24日の朝が来た。ちょうど2か月前、3000キロも離れているウクライナという国に、よもやまさかこのような戦争を、ロシアが侵略を始めるなどという異常と言う他はない事態が、出来するとは、平和に体も心も弛緩していた我が身には、気が動転するほどの驚きだった。

その事が、結果的に企画者としては引退して、他の事に情熱を傾けていた生活に埋没していた古希を迎えた私を覚醒させた、のだと想う。企画をやるときめてからのこの2ヶ月は、自分のなかでは、ずっと自分との戦いのような感覚を生きてきたかのような時間であった。(まだ終わってはいないのだが)

2月24日に始まった侵略戦争はまだ終わってはいない。一日も早い停戦をと、多くの日本人が望んでいると想う。私もその一人としてウクライナの音楽家を招いてのチャリティ演奏会を企画し、今日実現するところまではこぎ着けてきてきた

さて、今日の演奏会を前にして、企画したものとして言うに言えないこれまでの人生でかは経験したことのないおもいが、私の心のなかにはある。その事を言葉にするのは難しい。ただなにかアクションを起こしたいという一念での時間がこの2ヶ月の私を支えていたことは間違いない。

結果的に、アクションを起こしたこと、起こせたことの結実の一滴が今日実現することの、意外性という他はないこの日を迎えられた喜びを、なんとしても五十鈴川だよりに打たずにはいられない。中村先生の人は信ずるに足るという言葉が今も私のなかで響く。

今回の10年ぶりの企画は、限りなく私を謙虚にさせ、驚くことの連続で今日を迎えた。こんなに短い時間で実現にこぎ着けた企画は始めてである。なぜこんなにも、大変ではあったが事がスムーズに運んだのか。一言多くの目に見えない方々を含め、今回の企画を支えてくださる、応援してくださる方々に、私が恵まれたからである。

おはようナーム

私は、ただ声を挙げたのに過ぎない。その声に続く声の支援が続々と私の耳に届き、日々今も私を謙虚に活性化させているのである。意外な人といったら大変失礼にあたるが、ほとんど疎遠な方々からの、応援支援がこんなにも寄せられた事に、正直私は驚きを禁じ得ない。

長くなるので簡潔に打つが、企画をすること、企画が打てることにはことさらな秘密は何もないということを、企画することで改めて私は知らされ教えられている。不謹慎を承知で打つが、企画をすることは大変であるからこそ、おもいもかけないことが起こるからこそ続けられる、のだ。面白いのだ。

今回もまったくそうである。自主企画は仕事ではない。真剣な遊びである。その遊び心を支える、無謀かもしれない遊び心を理解してくれる仲間がこんなにもいたのかという驚きが今回ほど染みたことは、初めてである。

世阿弥は初心忘れず、という言葉を残している。老いの花という言葉も残している。その謎のような言葉は、今だ私を夢うつつに現をぬかす、のである。生きていればこそ、夢を見ることができるし、夢を見る力を日々養うことが、養生なのかもしれない。

ともあれ、私の企画を支えてくれる多くの方々、スタッフに、この場を借りて感謝します。

PS 倉敷に【おはようナーム】というパン屋さんがある。数十年中世夢が原での打ち上げで、たくさんの天然酵母の美味しいパンを差し入れてくださっている。昨日夕刻、お言葉に甘え久方ぶりの私の企画を支える、ボタンティアスタッフのためのパンをいただきにいった。戸板さん、みかさん、ありがとう。


1 件のコメント:

  1. おはようございます!いよいよ本日支援コンサートの開演ですが、2ヶ月と言う短期間にここまで到達されたのは、見えない力の結集がお応援しているように文章から伺えます。
    素晴らしい演奏会、そして1時間でも早く平和になることをお祈りします。
    昨日熱中小学校の入学式で、四門さんに久しぶりにお会いしました。これから毎月お会いできますので、日高さんのこともお話してみます。
    体調にお気をつけてお越しくださいませ。

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