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2012-04-23

嬉しいお葉書を頂きました


もう知り合って17年ぐらいになる知人に、アサヒビールのI氏がいる。出会ったのは氏が岡山支店で働いていたころ、私もまだ岡山に来て4年目くらいで、元気の盛りだった。たまたま私が何故かどういうわけなのかは知らないのだが、アサヒスーパードライの新聞の広告に出ることに選ばれたのが、知り合うきっかけだったと思う。



以来アサヒビールは、昨年の・光・まで私の企画する大きな製作費のかかるものは、全部協賛して下さっている。I氏が東京に転勤になられてから、昨年のS氏に至るまでずっとである。アサヒビールの応援がなかったら、ポスターを作ることはまずほとんど叶わなかったであろう。個人の企画に、このように支援して下さる企業というのは、社員の社会支援の意識、見識がどの程度のレベルであるかを如実に示すいい例だと思う。


愛犬メルと散歩に行く、家の前にて

ところで、東京に転勤になったのちも、I氏との交流は続いている。まさに君子の交わりなのだが、ときおり上京した際に、お酒を酌み交わしたりもする仲である。そのI氏から私の新しいブログに関してコメントではなくお葉書気を頂いた。氏らしい文字が躍っている、雪に覆われた富士さんの絵葉書である。過分なお褒めの言葉が書かれていて実にうれしく、いまそのお葉書をわきに置いて書いている。



私はべたーっとヒトと付き合うのは、苦手である。自分でも意外に人みしりだと思う。能力のあるなしや、お金のあるなしではなく、その人らしい小さくても、確かな世界を大事にしている、つましい健気な人に、男女に限らず惹かれるのだ。I氏は能弁ではないが、ゆっくりしていて穏やかだが、ユーモアのわかる好漢である。世代を超えて付き合っていける方である。何事もそうだが、深き中になるのは時間が必要だと思う。



世の中に出て42年、今私には年に一度くらい会いたいと思う友人が両手くらいいる。この方たちのほとんどは県外の方なのだが、あらゆる意味で私の企画するイベントの心の支えになっている。イベントの当日はボランティアに来てくださったりもする。なんて言うのか、企画するのは何故なのかという根本の中に、家族やこの友人たち、私の世界を彩る大切な方達に見て、聴いてもらいたいという(亡くなった方たちも含めて、捧げるという思い)気持ちが50代に入って年々強くなってきているのだ。ご縁のあった方たちと共に、限りある人生を楽しく豊かに過ごしたいという、ささやかな願い。突き詰めればこれに尽きるかもしれない。年に一度の個人的お祭り、なのかもしれない。


今日もまた・心の鐘を打ち鳴らし・あくがれてゆく。我が古里が生んだ若山牧水の歌である

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