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2012-04-17

わが得難い人生の友人


日夕方、わざわざ神奈川から悪友K氏が、私の退職祝いを兼ねて岡山にやってきてくれた。私の人生昨の転機では、私のことを最も心配してくれる、得難い友である。

岡山在住のお手紙を頂いたS氏もかけつけてくれ、3人でお茶、お花見、居酒屋、最後は歌を歌い、久しぶりに外で、楽しい時間を過せた。退職を決めてからは、飲んで気持ちのいい人以外とは、お酒を飲まないことにしているので、実においしいお酒でした。

わが良き友が、お祝いをしてくれたのだが家に帰って驚いた。かたじけないくらいの、ビックリ日高事務所、開設のお祝いだったのだ。気持ちよく酔っていた、私の頭は一気に冷めた。

この広い世界に、こんなにも私の行く末を心配してくれる人間がいるということに。疲れていたので、すぐに寝たのだが、しばらくして眼が覚めたりして、彼の顔が私の意識の中で点滅した。氏とは26歳の時ロンドンで出会い、今に至るも交友が続いている、私には珍しい関係の、まさに君子の交わりのような関係なのである。プライベートなことには立ち入らない。

全く利害関係がない、年齢を忘れて子供のように、いまだ遊べる得難いキャラクターなのだ。自意識過剰の私とはま逆のキャラなのである。だからなのかもしれないのだが、ここ一番の時は、良い時もそうではない時も、この34年間私との交友は続いている、不思議な友なのである。

今は亡き父が、親戚よりも何よりも、友を大切にせよと口を開くとよく言っていた。この年齢で君子の交わりのような、友人たちに私はかなり恵まれている。そのことに関する感謝は、言葉ではとても言い表せられない。

それにしても、私の退職をこうまで気遣っていただき、不思議な感動を覚えた余韻は今も続いている。彼とは本当によく転機の度に旅をした。

また久しぶりに節約して、共に旅がしたくなった。彼とならば、青春回帰ハチャメチャの旅が可能だし、見知らぬ街で落ち合うなんて言う、おつな旅が可能なのである。私の恥ずかしい部分を最も知る人であり、若いころの私の舞台姿を知る、貴重な人であり、私の人生の変化を見届けてくれている人である。

日高事務所の今後を共に生きる、永久サポート会員である。K氏ありがとうございました。

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