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2012-04-09

一泊二日、京都への旅

土日が今年一年はお休みなので、一泊2日京都に行ってきました。

ピーターブルック一座の魔笛には土取利行氏の友人、アフリカはマリ共和国(今は政争で故国に帰れないそうです、日本ではそんなニュースは流れません)の俳優といいますか、美術家でもあるアブドウさんやその他、多くの出演者に知り合いがいて、土曜日の夜、土取さんの友人宅でパーティが行われ、それに行ってきました。

場所は京都、北白川真如堂というお寺のすぐそばにある純和風の素敵な個人のお宅に魔笛のメンバーが5人、土取さんの友人知人総勢十数人が突然そのお宅に集まり、7時過ぎから11時近くまで、多国籍超豪華な一期一会のライブの宴が繰り広げられました。

この春の夜の宴の楽しさは、とても私の筆力ではお伝えできません。日本・アフリカ・フランス入り乱れての、音楽家たちの即興ライブは、ホスト宅のU氏の奥さまたちのこころのこもった美味しい手料理と旨いお酒で緩やかに始まりました。何せ土取さんと魔笛のメンバーです、声楽家・ピアニスト達との異文化交流春の一夜の夢のライブというしかない即興ライブは、私を深い言葉に出来ない幸福感で満たしてくれました。

三味線と声歌との即興の掛け合い、魔笛のピア二ストによる独奏、最後は民謡春駒を皆で踊り、宴は大団円でお開きとなりました。宴半ば、お隣の真如堂に満月のお花見にも往きましたし、私にとってはおそらく忘れられない人間の素晴らしさで満たされた春の夜の宴と成りました。私にとっては60年間生きてきたご褒美の時間に思えました。

結局私はその素晴らしいお宅のご厚意に甘え泊めて頂きました。翌日曜の昨日は、京都から大津のびわ湖ホールに魔笛を見るために、何と家族で大文字山を越えて滋賀側に降りるという、U氏家族(U氏の妹さん家族も含め総勢7名で)に私も同行させて頂きました。山頂で京都の街を一望しながら頂いた、夫人手作りのお結びの美味しさは格別の味でした。

小学4年生の二人の男の子が、とても可愛く楽しい子供たちで、一緒に遊びながらの、これまた忘れられない山歩きとなりました。

大津には無事辿り着き、魔笛を見るために名古屋から駆けつけた友人のK氏にも短い時間でしたが、駅で会うことができました。こころが満たされ、なんとも豊かな心もちで大津から帰路につきました。


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