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2012-04-20

サンクリニック医院事務局長、山下さんに会いました

宮城県石巻にて

昨日の休日、朝九時過ぎから夕方4時近くまで、中世夢が原を退職したことのお知らせと、日高事務所設立支援のための、まあいわば営業活動を兼ねて、終日動いた。



私が大きなイベントを企画するために、応援協賛金や広告を集めるようになったのは、忘れもしない1996年のことである。以来昨年の・光・まで16年間協賛金を集めることでなんとか夢が原の野外での夏のイベントを継続することができた。



先日もブログで書いたのだが、この協賛金をこのような文化的イベント(特に私が企画するようなイベント)に快く支援するヒトというのは、まだまだ日本の社会では根付いていないというのが、正直な私の感想である。でもまあ仕方ないというのもまた、私の正直な感想なのである。野球やその他のスポーツに、旅行、またあまたの嗜好品などに比べて、音楽や演劇や踊りや、その他いわゆる芸術や芸能全般に、お金を費やしている方(特に経済人で)というのは少ないし、見たこともないものを見にゆくという好奇心のある感性の持ち主というのはそんなにはいないし、それは歴史的にも仕方のないことではあるというのが、私のいわゆる認識なのである。



だがしかし、この岡山に私の企画を一貫して応援協賛して下さっている方がいるのだ。その方は、岡山市中井のサンクリニックという医院の山下さんというヒト。私より一つ年下ではあるが、丸坊主姿が似合い、貫禄というか落ち着きはどうしても年下とは思えない。山下さんはイベントを実現するための資金がなくもがいていたときに、Sさんという税理士の私の友人に山下さんという方がいるから会ってみたらと紹介されて会ったのが、最初だと記憶する。



以来、そんなに言葉は交わさなくても、毎回欠かさず支援して下さる、誠実な心深き温かい方である。このような方が事務局長をしている医院は、年々実に良い雰囲気で、広く拡張されくつろげ、細部に目配りが行き届いている。そのことは訪れる度に感じている。経営者の感性が感じられる医院なのである。やはりヒトなのである。お昼の忙しい時間にもかかわらず、いつも通り悠然穏やかに開口一番、東北はどうでしたと切り出された。



医院の研修旅行に東北の被災地に往かれるそうだ。理屈はともかく、100年に一度といわれる震災地に、心ある日本人は瓦礫の前に立ち、なにがしかを体感する一時を持つということは、きっと忘れられない経験になるし、こういう感覚の事務局長のいる医院は地域の医療拠点として信頼されているということが、実によくわかる。



日高事務所はこういう方に支援されている。君子の交わりで、いいと思える方である。








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