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2018-03-20

妻と共に美輪明宏さんのインタビュー番組を見て感動する。

度々書いているが、感動する、打ち震える。このようなことが若いころには度々起こったのだが、この年齢になると、なかなかにそういうことが少なくなってきたようにも感じる。

だが、五十鈴川だよりを書く間、というか書ける間は、日々の暮らしの中に、また若い時とは異なる質の、人生下り坂の中で見つけた、ささやかな驚きや、こころの揺れ動きを記せる、五十鈴川だよりでありたいとの念いで 、つまりは今日も書き綴る。

さて、池上彰さんのBSのインタビュー番組で美輪明宏さんのお話をきいた。妻が録画してくれたのを、時間差をおいてCMをとばしながら見聞きしたのだが、まったくなずけるお話ばかりで、静かにこのような方が存在していることに、撃たれた。

たたずまい、物腰、しぐさ、態度、言葉の切れ、呼吸、82歳、一糸乱れぬ、その毅然とした揺るがぬ存在感、歩んできた半生の中で培われてきた自信が全身からあふれ出ている。

その思いあふるる、全身で語られる、その深い教養から にじみ出てくる言葉の何たる美しさ。美、芸術、文化で全身を武装し、身に着けた神々しいまでの、自信。他者の痛みをわがことのように、感じる誰しもが畏怖するほどの感性。
春を告げる濡れる我が家のボケの花

本で読むのとは、またまったく異なる。声の持つ不思議がテレビからではあるが、私の 心身に染み入ってきた。このような絶滅危惧種的な奇特な芸術家が、わが日本国に存在することに、私は安堵を覚える。

核弾頭や想像を絶する、最新化学兵器を、相も変わらず作り続けてやまない、御用科学者たちを、これほど痛烈にTVで批判した芸術家をほかに私は知らない。

原点は、8月9日、10歳の時に長崎丸山での(丸山明宏という芸名はそこからきた)阿鼻叫喚の地獄めぐり、少年期の被爆体験がある、と知る。

五十鈴川だよりでは、美輪明宏さんの存在への賛美、言及はこれ以上触れないが、(とても書ききれない)池上彰さんのインタビューも無駄がなく、現代の多岐にわたる諸問題に美輪さんが鋭く的確に答えられたのには、深くうなずき感動し大いなる勇気を得た。

 日本は、大和の国は、和の国芸術の国であると喝破され、再度書くが、先人たちの知的日本遺産を深く学んでおられる教養が、随所に披歴され、まずは日本人が日本のことを学ばねばならないとの、辛らつな言葉に、五十鈴川だよりを書くものとして、深く同感する。



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