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2021-06-29

土取利行さんに会え、昨日夕方無事に旅から帰ってきました、そして想う。

窓の外にはまだ月が浮かんでいる。わずか2泊3日のドライブ旅から無事に帰ってきました。まだ全身に心地よい疲労感がのこっていますが、ともあれわずかであれ打ちたし五十鈴川だより。

土曜日の朝5時過ぎに家を出て2号線を北上、道がすいていて予定を変え、雨も降りそうにないので、一路畏怖する音楽家、土取利行さんに会うべく、暮らしておられる郡上八幡の芸能堂、立光学舎へと向かう。(立光学舎とは、パートナーであられた故桃山晴衣さんと、1987年に設立した、音楽活動の拠点の学び舎である)

何せ久しぶりのロングドライブの旅だったので、体力的に無事にたどり着けるかちょっと不安ではあったのだが 拍子抜けするほどに疲れもせず、高速を使ったのは大都市を通過するときのみで、京都から琵琶湖を抜け岐阜に入り、あとは移りゆく6月の中部地方の景観を眺めながら長良川を北上、のんびり走り、午後4時には立光学舎に着いた。

岐阜に入って連絡を入れていたので、土取利行さんは意外な来客に驚きながらも、これ以上はないもてなしで私を迎え、遇してくださった。その日の午後10時までの語らいと、翌、日曜日のお昼までの(立光学舎を後にするまで)計10時間近くにわたっての男二人だけの語り合い時間は、まさに至福のひとときというほかはない、訪ねようと思いついた私の内なる発露を十二分に満たしてくれた。(出逢って43年、こんなにもゆっくりと話しあえた二人時間は初めてである。まさに一期一会のひと時が持てたことを、神に感謝する)

後日、つたなくはあれ、二人だけの語り合いの出来事の、まさに即興的に氏独特の語り口で展開される、いちいちのわずかでも、五十鈴川だよりに打っておきたいとの思いはあるのだが、帰ってきたばかり、身体の疲れとほてりいまだやまず、思考まとめ叶わず、後日改めてわずかではあれ打ちたい。いつの日にか孫に読んでもらいたく。

着いた日の夕食(玄米に煮干しが入ったごはん、お味噌汁、カツオのたたき)翌日の朝食、(土取さんが焼いたパン、スクランブルエッグ、直菜園で採れた野菜サラダ)のおいしかったことは何としても五十鈴川だよりに打っておきたい。

まさか、土取さんがきちんと夕飯や朝ご飯を、用意してくださるとは思いもしなかったので、感動したのもさることながら、そのあまりの地に着いたというしかない質素で充実した静かな暮らしぶりに感動したのである。

五十鈴川だよりを打ちながら、郡上八幡まで土取さんをたずねて、本当に良かったという思いが、さざ波のように今もこみ上げてくる。今日は、最後にこれだけは打って終わりにしたい。

土取さんとの語り合いの中で何度も語られた、一番新しいNHK北海道放送局とのお仕事。手島圭三郎(版画家、絵本作家)さんのドキュメンタリーのアニメのシーンの音楽を担当されている。着いた日の夜私は見せていただいたのだが、言葉がないほどに素晴らしい。感動の宝、孫に見せたい。

すでに、6月11日北海道では放送されたのだが、6月30日水曜日、午前0時10分~1時07分 BS1で全国放送されます。真夜中今夜、日付が変わってすぐなのでお見逃しなくと、切にお伝えしたく思います。


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