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2018-07-30

孫の望晃くんは、酷暑の夏、私に涼しい風を運んでくれる。

今日も含めてあと4日間、望晃くんとの日々が続く。7キロ以上の重さがあるので、母親一人で、終日面倒を見ることがいかに大変なことであるのかが、実によくわかる。

いろんな人に抱かれたり、声をかけられたりして、その多様性の中でこそ、ヒトはおのずと、環境適応能力を自らの力で獲得してゆくのだということがわかる。自分にとっての大切な存在を瞬時に見分ける。母の、そして父親の存在の大きさがわかる。

レイさんと娘の間に生を受けた望晃くんは幸せである。もっとも大切な親からの愛情を日々たっぷりと受けながらまさにすくすく育っている。わが娘の本能的母性は母親譲りである、子は親を選べない。レイさんの父親ぶりも見事である。

この数日、何回か時間を見つけて、あやしたり抱っこをしたりして、新米おじじは孫から新鮮ないっときをいただきながら、両親の献身というしかない姿に感じ入っている。
孫の手に、暑さ忘るる、酷暑かな。

娘夫婦のおかげで孫を抱っこできるなんてことが、わが人生に訪れ、この経験したこともない新たな感情が、私の黄昏行く人生時間の、幼少期と並ぶ2度目の黄金期であるのかもしれない、ふとそのような思いにもとらわれる。

それほどまでに、無垢な赤ちゃんである孫の望晃くんの存在は、私にはまぶしい、ピッカピカの天真爛漫さ。触れてみて思い知る得も言われぬみずみずしさ。

これ以上書くと、まさに爺バカ。酷暑の夏、五十鈴川は遠く、じっとこの夏をしのぐしかないが、望晃くんはどこへもゆけない、引きこもりがちなおじじを、見果てぬ未来へと、想像の世界へと、涼しい思いにいざなってくれる。


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