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2018-07-14

身近な場所で6年ぶりのボランティア活動に従事し、そして想う。

猛烈な雨が降り続け、未曾有の西日本大水害、降りやむと梅雨が明け、いきなりの猛暑が続いているこの夏の始まり。鎮まることを祈る。

昨日、家の近所を流れる砂川の上流、4キロくらいのところが決壊し、平島エリアが水没し、大きな被害を受けていて、ボランティアを受け付けているとの情報を得ていたので、準備をして、東区小鳥の森に設置されているボランティアセンターに8時半到着した。

ボランティア活動に参加するのは、6年ぶり東北は大槌町以来である。よもやまさか家から車で、15分くらいのところにあるボランティアセンターに出掛けることになろうとは思いもしなかった。

数日前の五十鈴川だよりに書いたが、本当に人生、一寸先のことは神のみぞ知る。今の自分にそうところで、何かやらねばとの思いが自然と湧いたので出かけた。
ボランティア活動とは関係ない、おもろい人です。

 続々とボランティアが集まっていた、平日であったが老若男女がすでに50人くらい集まっていて、すぐに配置の分担が決められ、私は古都のとある冠水した個人の住宅の片付けに従事した。

メンバーは5人、私くらいの年代が2名、40歳の大工さん(仕事を休んで駆けつけられていた)大学生が2名で9時半くらいから午後3時までかかって、何とか泥水に使って使えなくなったあらゆるものを家から運び出し、(汗が吹き出し、途中何度も休みながら)数百メートル先に在る仮のごみ集積場まで、軽トラで運んだ。

その片付けのお家に足を踏み入れた瞬間、こんなことが我が身に起きたらとの思いにかられた。老夫婦の二人のお住まい、現在ご主人は入院され不在、奥様は足が弱っておられ、とてもご自分では何もできない。私たちが動いて片付けている間、何度も頭を下げられるだけ、こちらが恐縮するだけであった。

詳細は省く、夜分の一人住まいの家に水が浸入した際の恐怖はいかばかりであったであろうか。被害の大きかったところからのニュース映像以外のところで、我が家の近くでも多くの被害に遭われていることが、実際にボランティアに出掛けてみて、実によくわかった。

今日もそうだが、昨日も暑かった。この3連休多くのボランティアが来られると思うが、くれぐれも熱中症対策は怠らないようにしないと、大変なことになるということを、昨日肌身に感じた。同じエリアで共にボランティアしていた方が、午後倒れられたのだ。

他人ごとではない、歳が歳なのであるから、ボランティアがボランティアされるような事にはならないように、体調万全で出かけ、無理だと思ったらすぐにやめることだ。

話を変えるが、でも出かけて 本当に良かったと私は思っている。だから五十鈴川だよりを書いている。大槌町でも思ったことだが、現場を体験して、頭ではなく五感全部使って身体で感じ学ぶことが、最も肝心で大切なことであると、今回もまたもや思わせられた。

特段すごいことができなくても、小さなお手伝い、掃除や片付け等々、長時間でではなく、半日であれ、現場に出掛けて、何かを為せば、きっといろんなことが自分の中に見つかるのではないだろうか。

そういう意味で、昨日の5名のメンバーは、いきなりであったのにチームワークよく働いた。よく体が動いて 、寡黙でカッコイイ男たちであった。40歳の大工さんと、大学生の若者二人、志願しているだけにさすがであった。

生きているということは、当たり前のことだが、生きて動けるということに喜びを見出せることに尽きる。まして息があって利害がなく労働の喜びを共有できるなんてことは、いまどきボランティア活動にくらいにしか見いだせないのではないかとさえ、思える。

まだまだ、感じたことはあるが、折々書けるのなら書いてゆこうと思う。体調と相談しながら、週に一度くらいの頻度でボランティア活動に従事しようと考えている。

今度の水害のボランティア活動は長期になりそうなので、体調と相談しながら、気長にやりたい。足手まといにならないようにしたい。









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