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2014-11-02

休日は、サンナンのネギの行商を、との思い深まる秋。

頻度的に、以前のようにはブログを書かなくなってから、なにやら、よりゆったりと五十鈴川だよりは、流れているという感じです。

ともあれ、毎日ではありませんが、書き始めてから5年の歳月が流れ、五十鈴川だよりになってからも、自分なりの右往左往ぶりが、お恥ずかしながら、映っているように書いている私には感じられます。

人生の締め切りを、かなり意識するようになってから、よりシンプルに自分の日常ライフに重きを置いて、身近なきわめて個人的ライフを記しておきたいという風な感じに微妙に変化しながら、流れつつある、なあという認識です。

これは、いい意味で年を重ねている妙とも言えますし、身体が老いてきつつある証左である、という認識も持っています。

途中、夢が原の仕事を辞した時点で一区切りとも考えましたが、怜君があっという間に五十鈴川だよりを、立ち上げてくれたおかげで、のらりくらり流れています。川は蛇行しながら流れてゆきます。

私自身毛細血管のように、小さき流れを可能な限り、ままよ、あるがままにという感じでこの先も流れてゆければ、との思いです。

さて、ドレスデンの旅を書いている間も、平日は畑で働き、週二回シェイクスピアを読むといった暮らしを、継続しています。自分で言うのもなんですが、充実した日々があっという間にながれてゆきます。

おかげさまで、書きたい出来事、思いつくよしなし事には事欠きません。生命の連鎖は一瞬のお休みもなく最後まで続いてゆきます。おりおりの日々を深く意識すると、生きてゆくことの愉しき発見は、枚挙にいとまがないほどに、見つけられるということなのです。

できるだけ、余分な情報は斜めで見ながら、身体を素通りさせ(世の中のいちいちに、神経過敏になっていたら、身が持ちません)、かといって最低のアンテナは立てながら、穏やかで静かな暮らしを心がけています。

ところで、サンナンの農部門、相撲でいえば得俵にかかった状態が続いています。限られたメンバーで背水の陣で働いています。なるようにしかならないというのは、あるのですが、A専務のもと、一丸となってこの難局を乗り切りたく、一働く人間として動いています、というに今はとどめます。

私が働き始めて一年、開墾から始めた畑で収穫した、完全無農薬のネギの出荷が10月中旬から始まっています。サンナンのホームページもできましたので、ご覧になってください。

日本の農薬漬け(世界の)農業の実態を知るにつけ、あまりのおぞましさにゾッとします。このような命を無視した、経済優先農業は、きっと将来禍根を残すと確信します。大上段に憂えるのではなく、一人ひとり気づいたときから、身の回りの土をいじり、安全な食物をつくりネットワークしてゆかないと、と小生にわかに思います。

まず自分から、アクションを起こし、生活を見直すしかありません。幸い私の場合、母がいるので今のうちにいろんなことを、教わっておきたく思います。一番肝要なことは、子育ても同じですが、作物に対する愛情だと思います。

サンナンのネギ、いまは取次に卸していますが、なんとか直販売もしたいものです。もし必要な方いらしたら、ぜひご一報ください。何としても、サンナンの農を継続したく、微力を尽くします。

休日、ネギの行商でもしたいくらいです。還暦を過ぎ小生の時間は、過去にさかのぼること、はなはだしき感無きにしも非ずですが、小生の記憶の原風景は、行商のおじさんおばさんたちなのですから、あの日に還りたい私としては、なんとか身体が元気なうちにと、思うのです。

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