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2014-11-10

11月10日の朝ブログ。

昨日のブログで書いたように、途中お昼ご飯を挟んで、母と妻と3人で午後3時までかかって、吊るし柿をつくった。全部で20列も吊るすことができた。今までで最も多い。

外は雨の降る中、家の中での3人作業はたのしかった。きっと、思いでの柿むき作業、母の老いた指の動きが、わたしの脳裏に刻まれた。

実は、その前の土曜日の夕方、仕事を終えてから、これまた3人で玉ねぎの苗を買いにゆき、サンナンの畑に玉ねぎを植えにもいったので、やることは異なるが、ずっと3人でこの週末は過ごしたことになる。

夕食も共にしたので、結局母は泊まることになり今上でやすんでいる。昨日は雨で肌寒かったので、初めて本格的に終日薪ストーブをたいた。温かい部屋での作業は言うことなし。

ところで薪ストーブは、薪の調達が悩みだったのだが、これまた母の家の近所の造園業者の方が、たくさんの不要の樹木をくださることになり、私は雨が上がったので、サンナンの軽トラックを借りて取りに行ってきた。

身体が動き、気が働く間は間は無理のない範囲で、つとめて身体を動かす、持ったり運んだりという、基本的な動きが自然なトレーニングになる。この樹木を切ってわって積んでと、薪作りの作業は続くのだが、積み上げてゆくのも愉しい。

年末、怜君が帰ってきたら共に薪作りをするのが今からたのしみだ。母の娘である妻を見ていると、これまた実によく動く。緩やかなのだが、何かしている、とくに最近は小さいころ娘たちが着ていた衣服の整理なんかも時間を見つけてやっている。

ガーデニングはもちろんのことだ、感心する。母がよく言う、健康だからこその動けるありがたさ、なのだと。おおげさだが、ささやかに生活の美というものを見つけてゆく暮らしが、ことのほか最近私は楽しい。感じて動く、ささやかライフかな。

やがてできなくなったときに、その事実をしっかりと受け入れられるように、やれる今をせいいっぱい感じて生きたいと、私は願っている。いろんなことを知る楽しみ、穏やかな時間が流れる今、言うことなし。

新聞ひとつ、きちんと読む時間があれば、世界には素晴らしき人の、何と多いことかと驚くばかりだ。驚き、自分の暮らしに活かす事ができれば、うすい皮がかすかに、かすかにむけてゆくように新しき何かが、自分に紡げるかもしれない。

よしんば、紡げなくともよし、ただ転がるように流れ、よどまないようにする、そのことを心懸ける。今日は、これからUさんとのレッスンに備え、シェイクスピアの【十二夜】の三幕を読みます。夜が明けました。

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