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2014-07-06

このままでいいのか、いけないのか、戦争をしいてもいいのかいけないのか、思考する。

7月になって初めてのブログである。もう言わずもがなのことであるが、7月1日に、集団的自衛権が閣議決定された。

憲法を一方的に解釈しての、今回の決定に関して私は反対であるということにはすでに、以前ブログで触れた。憲法論議を時間をかけて尽くし、国民の間に広く中身を浸透させたのち、選挙で持って、国民にその覚悟を問うてからでもいいのではないか。何故そんなに急ぐのか、腑に落ちない。

このような、法案を通した議員一人一人を選んだ審判は、哀しくも又国民が負わねばならないのは、自明の理である。多数決の論理、というものが、いまだに私には空しく、時折感じられる。

ともかくも、日本人一人一人に血を流す覚悟があるのか問われている。国防とは何か、他国と交戦するとはどういうことか、おびただしい流血が、またもや我が国土で流れ、他国の人間もまた同様の死屍累々の戦場と化す、事が起こりうる。

訳知り顔のことは、まったくもって書く気が起きない。人間の本質だから仕方がない、ヒトは人を殺す、攻められたら戦う、復讐する生き物。亡き父も書いている、領土問題、宗教問題、民族問題、貧困問題、人類が抱えている問題が、解決されない限り、戦争はなくならないと。

果たしてそうか、このままでいいのか、いけないのか、この謎のような深い命題から、未来に希望を持つ人は眼をそむけてはならないと、考える。人間は葦のように揺れながら考えることをあきらめてはいけないと思う。

人類のおそらく多数は平和を望んでいる。大事な大切な人が、血を流して死んでゆく(殺される)ことに関して、賛成の人はいないのではないかという側に、(シンプルな思考に)私はたどり着く。でも世界は、そのような方向には向かわない。

何故か。とくと考えたい。

残念ではあるがそのような人間ばかりではない、という矛盾した認識も私は持つ。

何故か、とくと考えたい。

世界では毎日のように、流血の惨事がやむことなく伝えられ、いささか感覚がマヒしたかのような我が国の世相を感じてしまうのは私だけだろうか。いざとなったら、私の中の狂気も目覚めるかもしれない。そのようなことにならないように、平時にこそ責任世代はとくに、考えを詰めておく訓練をしないと、たいへんなことになる、と私は考える。

日々、グローバル経済戦争の渦中に投げ込まれているかのような認識が私にはある。そのような構造は、いったいどこのだれが仕組んでいるのかを、ノー天気な私でもいかんともしがたく、時折考える。

日々のニュースや、メディアの情報は、いったい誰が編集して流しているのかを、感覚を研ぎ澄まして、思考しないと、憎しみを植え付けられ、またもや同じ愚を人類は繰り返すことになるのではないか、だからこそ我が身の問題として、簡単に結論を出すべきではなく、あらゆる角度からの、議論をすべきだし、まず自分自身の胸に手を当てて、考える。

先の大戦で核爆弾を落とされた国の人間として、よその国にも自分の国にも、もうそのような無残極まる大惨事は、人類が英知を絞って回避するべく、努力を惜しまない人間が全地球的規模でわんさか出てくることを、私個人はあきらめず、希望する。

2 件のコメント:

  1. 日高さんのファンです。

    NHKは、官邸前「4万人の抗議デモ」のことをほとんど報道しなかったそうですね。
    テレビでは、公平に時間を割いて報道したのは、いちニュース番組だけだったようです。
    この「偏向報道」が何故起こるのかは、みんな気づき始めています。
    「真実を知る」にはインターネットしかないのですが、「嘘」と「本当」が入り乱れている中から「真実」をより分けるには「腑に落ちる」という自身の感覚に頼るしかないようです。
    でも、このところの「悪役商会」の方達は焦っておられるのか、やることが何故か露骨ですから、分かりやすくなって来ました。
    彼らの熱演も、そろそろ終盤に向かい始めたようです。
    もし、彼らが大好きな演技をすることが出来なくなった時は、日高さんの畑に連れてきて彼らを癒してあげて下さい。
    そして、無農薬野菜で、健康な体を作ってあげて下さい。
    「健全な精神」は「健全な体」からですよね。
    日高さんの光はいつもここまで届いています。
    ありがとうございます。

    無農薬百姓万歳!


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  2. すごく積極的に動いているのは 外務省の方たちだと聞きました。それって 大変に失礼な言い方ですが 外交問題をご自分たちの能力では解決できないと公言していることと同じではないかと思います。

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