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2022-06-22

NHKクローズアップ現代で、桑田佳祐さんの緊急平和呼び掛け同級生バンドの姿に打たれ、そして想う梅雨の朝。

 もうほとんどテレビをちゃんとは見ないというのは、私の起きている時間帯には見たいと思わせる番組はほとんどないし、起きている時間帯は、ネットフリックスやユーチューブまたはDVD、本などをてにしているので、時間というものがひときわ大切な人生を迎えている私としては、あだやおろそかには時を過ごせないのが、染み付いている。

あまりの痛ましさが描かれている

だからといって、とくに夕飯以降こと更なことはまったくといっていいほどなにもしていない。では何をしているのか。リラックスして体を労り明日の鋭気を養うために休めているのである。よく休んだ体でないと、肉体労働仕事は勤まらないし、当たり前だが五十鈴川だよりも打てないからである。

録画してみるということもほとんどしない。これから歳を重ねるにしたがって、ますます老いのくりごとのように打つことも増えるだろうが、限りなく昔人的生き方に(できないことは重々わかっている)憧れる古希男としては、今現在の自分をできるだけ、(他者に迷惑をかけず)正直に気持ちよく過ごしたいという他には、ほとんどやりたいことがないのだ。

だから今現在の自分にエネルギーをいただけるような、番組とか作品にしか目が行かないのである。だから瞑目してひたすら体を休め、時折り目を見開いて、これはとおもう番組はみているのである。

話を変えるが、私の大好きな桑子真帆さんがキャスターをつとめるクローズアップ現代が私の起きている時間帯の放送になり、これは毎回楽しみにしている。色々と刺激を受けるし、何よりも夕飯後の私が起きているリアルタイムだし、なんといっても桑子真帆さんの私はファンだからである。

昨夜のクローズアップ現代にはとびきり目が吸いつけられた、桑田佳祐さんと、桑田さんが呼び掛けて実現した、夢のコラボ66才同級生が平和を願い祈る歌うバンドの歌声が、いきなり聞こえてきたからである。古希の昭和男としては、理屈抜き久しぶりに画面に向かって拍手してしまった。

桑田佳祐さんが手紙を書いて呼び掛けたという同級生豪華メンバー、佐野元春さんや野口五郎さん、チャー、世良公則さんがいきなり、一本のマイクに向かって【平和】を呼び掛けるうた声の映像が流れたからである。私は暫し画面に目が吸いつけられ、見、聞き入った。

私より4才若い世代だが、まさに同時代を生きて呼吸し、だてに生きてきたのではない証のような歌を、いままさに長引くロシアとウクライナの戦争の渦中にNHKの電波を使って発信、表現、伝えてくれた、その事が例えようもなく嬉しく、今朝の五十鈴川だよりを打たずにはいられないのである。

理屈はいい。限りなく桑田佳祐さんに私は共感し共鳴する。同級生に手紙を書いて呼び掛け応えて集まったメンバーが、まるで子供のように歌う姿に、私は年齢など忘れ拍手、血がが騒いだ。ミュージシャンは歌で平和を表現する。企画者の端くれとして、一個人として垣根を越えて呼び掛け実現したアクション力に、人間としての尊厳を感じたのである。やはりただ者ではない。ひょうひょうと限りなく、だが根っこがやはりあると確信した。集ったメンバーもやはりちゃんと人間としてしっかりと生きてきておられるからこそ、言葉なしでわかり合えるのだ。なんとも楽しそうで嬉しそうで各自が自立して、それぞれの世界を持ち、限りなく自由自在に繋がれる、その事のえもいわれぬ信頼感が画面から伝わり、私を幸福感で満たした。

なにかせずにはいられないという、音楽家としての感情の根元が私には伝わってきた。とくに最後、ボブ・ディランのあの偉大な名曲、風に吹かれてを桑田さんが歌詞を自分で訳して、ギター一本で歌い、桑子真帆さんもハモった瞬間、私のなかに言葉かしえない熱きものがからだのなかにわいてきた。なぜわいてくるのかは謎だが、謎よりもわいてくることが大事な体なのである。だから夜は体を休め、生活しながら古希の体からわいてくる企画を打たねばと祈念(おもう)。

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