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2015-11-01

昨日午後、娘の通う大学が主催する、柳田邦夫氏の講演会を聴きに行った。

ご本を以前から読んでいたので何としてもご本人の生の声を聴いておきたかったのである。

一言私は感銘を受けた。多くを語りたいのだが、朝一番ではその時間もないし、その必要もない気がする。

ただただ、こういう地味な人間の存在の奥深さ、深遠を、声を発するのがままならない側に置かれた 人たち(少数者)に替わって、媒介してくださる、感じ取れる作家のすごさを、声の中に私は感じ取った。

たたずまい、歩き方、声に、私は感銘を受けた。意味のある結婚記念日となった。これから私たちが晩年生活にいよいよ向かうにあたって、貴重な教えをいただいたようにさえ感じている。

ある種の苦しみの中からこそ、気づきや、他者への思いやりが生まれてくるといった、こころの闇の輝き。

昨日メモした、素晴らしき言葉の数々はきっとこれから私の生活の中で繰り返し反芻されるだろう。

講演の締めくくりの絵本の朗読は、柳田邦夫氏の静かな愛の思いの深さに、打たれた。声はその人の、これまでの全人生を映し出す。

本当に私にとっては素晴らしい講演会だった。妻も感動していた。帰り、久方ぶりに妻とお酒を飲み、外食をし、とっぷりと日の落ちた闇の中家路に着いた。

たまにだからこそ、こういう夫婦時間が必要だと私は思う。人生のパートナーとして、たまたま巡り合った妻の顔を久しぶりとくと眺めた。

帰って薪ストーブに火を入れ、しばしゆっくりとしてすごしたら、朝の早い私に瞬く間に穏やかな眠りの時がやってきた。

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