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2013-11-04

東北楽天イーグルスの奇跡的優勝を家族で見届けることができました。


妻が丹精している玄関のベゴニア

妻と娘とメルの4人で球団9年目での楽天の優勝を見届けた。私は普段先ず野球は時間をとられるので、ほとんど見ないのだがこの日本シリーズだけは、見ることができる日は見た。それも家族で、妻や娘がこんなにも一生懸命見ているのは初めてだ。

 

とくに妻は、野球のルールも良くは知らないのだが、東北楽天の知らない選手たちを応援し、結果的に選手の顔も良く覚えた。全選手の顔が素晴らしかった。プロとは思えないくらい初々しさが感じられる選手たちの姿が私にはまぶしく、すがすがしかった。

 

60歳の誕生日を遠野で迎え、大槌町で二日ほど過ごしたことがあり、以来東北は私の中で忘れられない土地になりつつある。

 

あんなに嬉しそうに、歓喜に極まっている球場内外の喜んでいる人びとの自然な振る舞いに私も胸が熱くなった。想像を絶する被災地の方々への希望の一縷の光に、プロの選手とファンが一体となってつかんだ奇跡的な一夜をささやかに、我が家族も祝った。

 

余裕ができたら、また被災地で出逢った友を訪ねてみたくなった。東北の人びとは粘り強い。素晴らしい世界に誇れる日本人がたくさん住んでいる稀な風土のような気がする。

 

私の東北への思いは始まったばかりだが、いつの日か妻や家族で、私が訪ねたところを共に旅してみたいし、可能なら楽天の試合を現地でファンと共に見てみたいものだ。

 

ともあれ、人間はかってに物語を自分のうちに作りだし、かってに楽しむ生き物である。そのような物語を紡ぎださせる東北の力とは何なのだろう。無心に人と人が分かち合う出来ごとの素晴らしさを、画面をとして体感した。

 

ともあれ、この数日さわやかな気分が私の中を包み込んでくれている。仕事に出かける前のいささか慌ただしき時間、何か書かずにはいられない。

 

感動は、ちっとやそっとでは成し遂げられない。だからこそ尊いのではないないだろうか。そのことの大切な何かは、言葉にすると陳腐で野暮になる。

 

 

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