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2013-04-18

真庭郡落合町に住む、M女史を訪ねました


生家にたたずむMさん

昨日いつの日にか、仕事を辞めたら訪ねたいとおもい続けていた、真庭郡落合町に住むM女子に彼女の生家でお会いすることが叶った。

 

この方も遠方から、私の企画したこれまでの多様なイベントの事ごとに、足を運んでくださった、私にとっては宝石のような方なのである。私と同じ年なので、やはり同時代を生きて呼吸してきた安堵感のようなものがあり、性差を超えて親近感を覚える方なのだ。これからは時間ができるし、本格的に晩年を共に遊べたらと願う、貴重な何人かの女友達の一人である。

 

生家のまわりを案内して下さったのだが、旭川のすぐ近くの彼女のいわば原点の家は、今も日本の農村の家の原風景の面影を残すに、充分なたたずまいで、私を感激させた。私の生家は時代の流れにのみこまれ、2年前に跡形もなくなったが(今は私の記憶の中と、写真の中にある)彼女の家は、私の原風景を刺激した。

 

御両親が健在での3人暮らし、つつましやかに田畑を守り地に足のついた、彼女の暮らしは、私の暮らしには乏しいい落ち着きが感じられ、あらためて貴重な女友達として再認識した。家のすぐそばを水路が流れ、泥のついた野菜なんかすぐ洗うことができ、柿、もも、他の果樹はもちろん、生活に必要な野菜が植えられ、野生の蕗、ウド、ウドナ、(初めて知った)三つ葉、ノビル、(自分で初めて採った)くりなど、お土産にたくさん頂いた。

 

家のまわりのことを、説明するMさんはまるで少女に還ったかのように嬉々としていた。ヒトにもやはりよるのだろうが、私の企画するようなことに足を運ぶ感性の持ち主は、どこかに少年や少女の面影を残しているのだということを感じずにはいられなかった。

 

お昼、御両親と共に外に縁台を出し、彼女お手製の炊き込みごはんを頂いた。とても美味しく、少し御代わりも頂いた。今は亡き私の両親を何度もおもいだした。よく庭を眺めながら、食事する両親だった。

 

Mさんにエリックマリア氏のチラシを渡したのだが、お仕事で(彼女は落合からかなり遠い病院で検査技師として働いている)聴きには行けないけど、チケットは音楽が好きな方に、とおっしゃり応援会員に今年もなってくださった。

 

私ごときの仕事を応援して下さる、地に足のついた方の目線は、限りなく私を謙虚にさせる。あらためて上手く表現できないが、(根を深めてゆく仕事を)一期一会の関係性をアーティストはもちろん、友人知人、家族、この人生で出逢えた大切な方々との、これからの時間を深めてゆきたいとおもわずにはいられない、小さな旅となった。

ウドの葉のてんぷら最高でした

 

 

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