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2013-01-20

娘が選んだレイ君は、ゲルマン魂を持った好青年


はっさくでジャぐリングするレイ君

金曜日の夜から、レイ君が我が家に泊まっている。金曜日の夜は母も含めた家族全員で、ささやかに、婚約を祝う夕食会をした。

急に私に義理の息子ができたような、微妙に言葉化しにくい現実感が湧いてきているのも事実だが、こればかりは長い時間がやはり伴うのではないかという気がしている。とはいっても男と女は、たがいに惹かれあう存在なれば、レイ君と娘が、困難な生活をひとつひとつ、クリアしてゆく努力を絶えず忘れてはならない、ということくらいしか、若い二人には送る言葉がない。自分たちの人生は自分たちで創るしかない。

まだ我が家に泊まった回数も、さほど多くはないレイ君だが、接すれば接するほど、落ち着いた、身の回りのことがきちんとしているので、自分の青年時代に比較して、しっかりしているという好印象を持ち、娘が惹かれていったのも、うなずけるというくらいに、私としては安心して、現時点で若い二人を見守っているというしかない、あんばいだ。

レイ君は、ドイツのドレスデンの大学にいるころから日本の弓道を習っている、ちょっとドイツ人の中でも、異国の文化にたいしても、関心や、好奇心が旺盛な男の私から見ても、面白い、異国の人である。岡山の大学で水質汚染の研究をしながら、今も弓の町の弓道場で修業を続けている。

就職もすでに東京の水質に関する企業に決まっている。昔の日本の言葉でいえば、文武両道にたけた青年なのである。ゲルマン魂を持った、ドイツの田舎の覇気のある好青年、という印象。私と同じで自然が大好きなので、やがては一緒に山登りなんかができるかと思うと、おやじとしての楽しみも増えて来る。

私がからきし弱い、いわゆる理系の頭も持っているので頼もしい、日高女系家族には大いなる味方が出現という感じで、妻も式もまだあげていないのに、新しい息子がたくさんご飯を食べるので、嬉しさを隠せない様子だし、母まで何やら楽しそうにしている。

太古から、人と人との出会いが、新しい文化を生み出してきたのだから、私としてはひたすら、若い二人の可能性を信じ万難を排して応援するつもりである。

1 件のコメント:

  1. お嬢様を初めてお見かけしたのは 夢が原の武士の屋敷の前で まだ「ちびっこ」だったように記憶しているのですが。
    違う文化圏の方が 家族に加わってくださると 1たす1が 4か5に広がりそうで 楽しいことになりそう (^_^)v

    春から 縁起がいいですねえ

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