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2013-01-17

今年初めてカレーを作りながら思う


昨日の夢が原の陽の出

先日久しぶりにカレーを作った。私が自信を持って出来る料理はというのは限られている。
カレーはまず普通の人なら、どなたでも作れるし、家族全員(母も好きだからおすそ分けする)好きだから。

昨年21年ぶりに土日、妻と過す時間が増えたことから私の中で、反省しなければならないと思うことが増えてきつつあり、出来る限り反省したことを実行しようと心かけているのである。料理も出来る限り作れるようになりたいというのもその反省の中の一つである。

娘たちが巣立つ時が近づき、いよいよ二人で過ごす時間が増えてくる中で、身の回りのこまごましたことを、私は仕事に追われるのをいいことに、あまりに妻任せにしてきたことにたいしてのささやかな反省が、昨年の生活で起こってきたのである。

買い物をするということも、ほとんど妻任せだったが、最近は一緒にゆくことが以前ほどには苦にならなくなってきた。妻が限られた収入の中で、いかにいろんなことを考えながらやりくりしてきたのかということが、分かってきたのである。

気づいたことから、反省し実行する。妻はあまり私にたいしてあれやこれやいうことはないおおらかな性格なのだが、男の私としては長年の暮らしで、苦手と思いこんでいることも多いから、家事全般、可能な限り苦手意識を払しょくすることを、本年から心かけたく思う私なのだ。

カレー一つ作るにしても、時間に追いかけられず、限られた具材を有効に使って料理するのは、実は楽しいことなのだ。工夫する(そのことが楽しい)ことによっていつもとは異なった味になったりするし、何よりもたべてくれる人がいるから、作るぞっ、という気になるという、当たり前の真実。

大切な時間を、大切な家族のことを絶えず先ず第一に考え、生きてきた妻の生き方の細部(物事の具体的な考え方)が、共に過ごすことによって、以前よりも見えるようになってきたのである。何よりも、私の中に余裕が(お金はなくても、考え思いいたれる時間の余裕が)生まれてきたことが一番の要因だと思う。

乏しいプロデュース能力(企画者はお金を集める力がないと、イベントは出来ない、その能力が私には、足りない)の中で、企画者として、21年間ない知恵を絞って仕事をやれたという、ある種の達成感に裏打ちされ、企画者を辞めるということではなく、妻とのこれからの時間を、充実して過すことによって新たな、老春企画が生まれてくるような可能性を、カレーを作りながら感じるのである。

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