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2012-09-29

A氏を見舞い、その息子さんのF君と語り合う

今の季節夢が原は早朝蜘蛛の糸が見事です

29日(土曜)の朝が明けてきました。なんともや静かな休日の朝、軽く湯を浴び、いつものようにコーヒーを入れての一人時間、さあて今日はなにをしようか、と日高事務所の仕事に頭を切り替えています。

 

昨夜は、私の大切な応援者であるA氏が入院されて(幸い、重くはなくてよかった)いることを知り、仕事帰りちょっと様子を見に立ち寄り、その後彼の息子さんと(20代と若い)食事をして帰ったので、帰宅が遅く、ぶっ倒れるように寝て、先ほどいつも通り、元気に起きて、ブログタイムというわけです。

 

A氏は、私と同じ年齢、文科系と体育会系の交友といったらわかりやすいと思いますが、まったく、私の友人関係の中では、めずらしいタイプなのですが、どういうわけなのか私のイベント企画を支援してくれる、おおらかな懐の広い、優しい方です。

 

先日の邦楽番外地も、親子で来てくださいました。観客は内容が、明治大正の演歌なので年齢を召した方が、多かったのですが、A氏の息子のF君は20代の唯一の観客だったのではないかと思います。親子そろって、とてもいい音楽会だったと言ってくださいました。

 

何よりもF君が、ヨイトマケの唄を聴いて、涙が出たと言ってくれたのは格別嬉しかったです。企画者として、一番うれしいのは世代を超えて、何か人間として心がかよいあう(子供であっても)企画や、塾を目指している私としては、時代の閉塞感、心とこころが素直に通いあえない摩訶不思議な息苦しい時代の中で、彼のように受けとめてくれる若者もいるというのは、いわば希望なのです。希望を持ちずらい時代に、希望の日を灯す音楽会。

 

いろんな世代が一堂に会し、楽しめる音楽会は、現代において可能なのか(世代が分断され、あらゆる感性も、感覚も分断され、内的にうっ屈し、社会が全体的に引きこもり感に覆われている)という、企画者として、私自身問い続けてゆかなければならないような気がするのです。

 

このような時代の中で始める、いきいき遊心塾とはなにを目指すのか、F君とゆっくり語り合ったのですが、私の企画する音楽会も、塾も一言でいえば、たまたま居合わせた人たちで、その場と空間で時間を共有し、お互いを活性化し楽しむということに尽きるということです。その時間で創ってゆく塾です。

 

声や身体を動かし他者との関係性の中で、気持ちのいい自分を見つけてゆく、いま生きている可能性の扉を、引きこもり状態から解放する塾。F君に私の考えていることがかなりつたわった、久しぶりに世代を超えての楽しい、語らい食事会でした。

1 件のコメント:

  1. 有森 文紀1/10/12 1:49 午後

    先日はありがとうございました!
    僕も父くらいの年齢の方とサシで飲むのはずいぶん久しぶりで楽しかったです!
    実はあの後、隣に座って串食べてた三人組と30分くらい飲んで喋ってと貴重な体験が出来た良い夜でした。
    機会があれば是非また行きましょう!

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