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2019-05-18

昨夜、天童大人詩の朗読パーマンスを体感しました(そして思う)。

岡山のギャラリー、テトラへドロンで白石斉(古い文字がパソコンでは出ないご容赦を)・孝子、ご夫妻では初めての【陶】と【絵画】二人展が、15日から20日まで行われている。
素敵なご夫婦であられる(お招きに感謝)

その二人展の会場で、午後6時から、天童大人氏による現代詩朗読パフォーマンス がおこなわれ、案内をいただき、これはゆかねばと直観、体感した。(ご夫婦のプロデュース)

結果、まさに思わぬ聲の響きがわが体に、まさに矢のように、聲のつぶてが飛んできた。つたなきわが一文でその礫の凄さを 表すのは至難、よってこれ以上書くことは控えるが、それでも、わが五十鈴川打だよりに、日常生活の在り様の奥深さに日々気づく暮らしを堪能しながらも、やはり出かけてよかったと思わせるに十分な、出来事であったことを、きちんと書いておきたい。

これまで、私は詩の朗読会なるものに、何回かは出かけた記憶があるのだが、このように自分が書いた、叙事詩的詩を自らの声で、何かがとりつき舞い降りてでもきたかのように聲を発する詩人の姿を、はじめて目の当たりにした。

振り返れば人生折々、私ごとき凡夫でも あの日の出来事が、その後の日々に忘れえぬ何かを、刻み付けることがあるが、昨夜の出来事もその一つに入るだろう。

縁あって、唯一無比の詩人の雄たけびにも似た、朗読パフォーマンスに聴き入ったのは十数人。終えて立食のパーティ、約一時間出会えた方々と歓談することができた。

多士済々、ユニークな方々ばかりだった。白石ご夫妻とのご縁は、岡山に私が移住したのと同じころ、ご夫妻も岡山の赤磐市の山中にアトリエと家を構えられ東京から移住。

私がアフリカのイベントを企画して動き回っているころに出会い、イベントにも足を運んでくださった。

聲の摩訶不思議・検索してどこかで氏の聲を体感してほしい

昨年、シェイクスピア遊声塾のリア王の発表会にご夫婦で来てくださって、お褒めの言葉をいただき、今回丁寧なご案内をいただき思わぬ出来事の夜となった。

いきなりだが、私の好きな演出家の一人(まだご存命だと思う)木村光一氏が詩は書けなくても、詩人はいるとおっしゃったことを、私は 若いころ文学座のアトリエで聴いたことがある。

私が、シェイクスピア作品に惹かれるのは、やはり劇詩人と呼ぶほかない言葉の魔術師だからだろう。コトバ・ことば・言葉(とハムレットは言う)そのあまりの人間存在の謎、精神の奥深き律動・発動、言葉の輝きは私を 詩的(とよぶほかない)飛翔想像世界へといざなう。言葉を発しないと精神が澱む(気がするのである)。

厚顔にも書こう、シェイクスピアの万分の一、くらいの詩的感性があればこそ、シェイクスピアの劇詩人としてのコトバ宇宙に、揺蕩いたいと音読したいと、初老男は夢見るのである。

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