ページ

2014-12-02

師走、最初の真冬の寒波の朝に思う。

昨日から、早師走、選挙戦も本格的に始まり,何かとせわしなき感が漂うが、どんな日も一日は一日である。自分の一日の暮らしをまずはしっかりと過ごす、その点畑は一日一日微妙に変化するのでいやでも、いろんな意味で新鮮に向かいあうことを余儀なくされる。

だから私は、地のヒトとなって、働く日はあらゆるお天気(同じ日は二度とはない、毎日が歴史的に初めての日)に左右されながら、一喜一憂しながら畑時間を、自分なりのリズムで過ごす。その天とつながったアウトドアライフが、私には事のほかにあっている。

よもやまさか、晩年にこのような時間が過ごせる職場に巡り合うとは思いもしなかった。これで家族がおだやかに、つましく糊口をしのげれば、もうなにもいらない、といったいささか達観したような心持にもなろうかという風情。

が現実は、ますますもって厳しい農の仕事なのだが、五十鈴川だよりは、自分の中にささやかな希望を探し、見つけてゆくことを第一義にしている、個人的なわがまま(あるがまま)ブログなので、自分が大変な状況に遭った場合は速やかに、一時中断し、七転び八起きの体でまた再開したいと考える。

18歳から世の中に出て、つまずきながらも、なんとか生き延びられたのは、いろんな巡り合いの中で、あらゆる方々のお世話になったからだ。そのことは夢夢忘れてはならない。

さて、話は変わる。陽の出が遅くなってきたのにつれて、今日から出勤時間が30分遅くなった。だからいささか余裕のある朝時間なのである。季節に合わせて出勤タイムが変化する、なんて農の仕事だからこそである。夏と違って体力も消耗しないし、ブログを書く回数が冬場は増えるような予感がする。まあ、力まず騒がず流れのままに。

ところで、今日から一転真冬のような寒波がやってきているとのこと。今日の畑はきっと冷えることだろう、だから私は昨夜のうちに、軽くて暖かい手足対策、日高式防寒具を身につけて、畑に向かおうと考えている。どんな状況でも遊び心で、立ち向かう。

どんな嵐も、時間とともに過ぎてゆき終わり、又始まる。その往復運動のはざまに、いわばオーバーに言えば、人生が横たわっているのだ、と私は考えている。まさに物は考えようである、というしかない。

またもや話は変わる。今度の選挙の結果で、国の行く末がおそらく大転換するように思う。老若男女選挙権のある方々は、ぜひともなんとか足を運んでほしいと、思わずにはいられない。私自身のことですが、ボケるまではごまめの歯ぎしりであれ何であれ、選挙に足を運びたい。

そうしないと、あらゆるご先祖様に顔向けができないのである。だって、死者たち(歴史の上の、報われなかった無数の方々の、現代もだが)のおかげで、現在の平和な時代がやっと訪れているのだから。

私なんかの世代は、日本の歴史始まって以来の、平和で贅沢な時代を生きさせてもらっていると言っても過言ではない、といった認識が私にはある。

ときおり、両親と姉兄弟5人で幼かりしころの食卓を思い出す。思えば、なんとまあ、変化したことか。精神のぜい肉をそぎ落とし、考えることを遊びながらやりながら、選挙にゆくくらいで、投票する人が増えれば、とまあ再びごまめの歯ぎしり。

あきらめたり、絶望するのは、やはりおろか者であるとのとの立場に私は立つ。愚者ではあるが、選挙にはゆける。暴力ではなく、民主選挙を私は願う、というところで今朝はお開き。



0 件のコメント:

コメントを投稿