ページ

2023-06-26

ふるさとで【つがれ】という廉価で逗留するにはぴったりの宿に巡り会いました。(また必ず行きます)

 昨日夕刻、帰ってきて、今日は午前中肉体労働アルバイトをいつもどおりにこなして、午後お昼寝をして目覚めたので、少しでも何かよしなしごとを打ちたくなった。

けっこう急な思い付きふるさと帰省旅ではあったのだが、古希を過ぎてからは、毎回これが最後になるかもしれない、というくらいの気持ちを胸に秘め帰っている。

帰ってはいるのだが、今回もまた実に有意義な小さな旅ができ、いつにも増してよき充電が出来た喜びが、私に五十鈴川だよりを打たせる。私が高齢者であるのだから、私を迎えてくれる、兄や姉たちはもっと高齢者である。その彼らが元気に私を迎えてくれなくなったら、悲しいけれど、きっと五十鈴川だよりを打つ元気は起きなくなるだろう。

故郷の旅の宿【つがれ】

でもその時はその時、いまはまだこうやって五十鈴川だよりを打てるのだから、感謝し打っておきたいのである。

何よりも一番ありがたいのは、ガンにおかされている兄が、告知を受けて2年にもなるのだが、治療の効果があって、進行がステージ4のまま、元気に私のわがまま行動のアテンドをしてくれたことである。

木金土と3泊したが最初の一泊は、ご先祖の近くの西郷村にある【つがれ】という前回打ったが素敵な素泊まり民宿に二人で泊まることができ、よき思い出ができた事を、宿の事も含め打っておきたい。

その宿は、木曜日午後2時半日向の駅にについて、そばにあった観光協会で教えてもらった。週末の金土日しか本来は営業していないのだが、木曜日無理を聞いていただき、宿を開けてくださったのである。

私と兄は、兄の家に荷物を下ろし、食料品を買い込み、兄がナビに住所を打ち込み一路その宿に向かった。ナビのお陰で夕方5時に【つがれ】に無事についた。その宿はユーターンした34才の独身男性が経営していて、以前民宿であったところを、自炊ができる客室数(たぶん7室くらい)のゲストハウスに、一年前リニュウーアルオープンしたものであった。

実にさばさばとした感じのいい好男子で、宿の隅々に彼の宿に込めた思いが感じられて、宿に入った瞬間に、いい宿に当たったのがわかった。村の坂道の突き当たりにあり、回りは田植えがすんだばかりで、一面の緑と小高い山々が望める、まさに山里にポツンとたたずむ。その宿は私の心をわしづかみにするのに十分だった。朝早く西大寺を立ち、夕刻にはご先祖の近くの素敵な宿に巡り会えるなんて、あまりの運のよさに、単細胞の私が喜んだのはいうまでもない。

自炊する元気がなかったのだが、なんと歩いて300メートルのところに、これまた古い民家を修復して数年前にオープンしたという素敵な焼き肉屋さんがあり、Mさん(つがれのオーナーの名前)が太鼓判を押してくれたので、兄とオープン時間の5時半ジャストに行き、二人で乾杯し、焼き肉を食したのだが、これまた大正解、ディナーコースと単品アラカルトを二人でいただいたのだが、お手頃の値段で美味しい夕飯を堪能したことの喜びもまたきちんと記しておきたい。

夕食を終えても回りは明るく、すこし棚田エリアを散歩し、宿ですぐ二人してお風呂をいただいた。翌日朝早く宇納間神社に移動し、五十鈴川をくだって歩くために、休養をとらなければならないので、早めに個室に戻り午後8時には床についた。だが目がさえてすぐには眠れない。夢かうつつか。

私の部屋からは、🌙が雲間に姿を表し、田んぼからは蛙の泣き声が聞こえて来た。まさに浄土にいるかのよう。私の幼少期、原風景を思わせる十分な宿に、いきなり巡り会えた幸運に感謝しながら、やがて深い眠りに落ちたのだが、宇納間から門川まで歩けたのはこの宿のお陰かもしれない。(と思える)

0 件のコメント:

コメントを投稿