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2020-11-21

11月に入り、にわかにコロナウイルス感染者が増え続けこの数日2000人を超えている。3連休、初日の朝に想う。

 早一週間、五十鈴川だよりを書ける、ささやかな嬉しさがある。どういう暮らしが今の年齢の自分にとって気持ちがいいことなのか、また幸福とは一体全体どのような状態を指して言うのかは、世代ごとに、または置かれた状況、立場によって、このような複雑怪奇な時代には、おそらく千差万別であろう。

私の場合は、このように五十鈴川だよりを書ける、書こうという気になる日を持てるということが、このコロナ渦中生活でも持てているといったことが 、ささやかにも幸福な状態にあるといった認識を持っている。食うに困らず、夜露がしのげ、健康であれば、ほかにこともなしといったあんばい、ハラハラ落ちる色づいた木の葉を眺め散歩のお供はメルで十分。

非常事態、まさに再びの到来を不気味にも告げるかのようなこの数日のコロナ感染者の急増、メディア報道によれば、今日、この3連休の移動自粛を盛んに呼びかけている。GOTOトラベルやGOTOイートは実施していてのこの矛盾は、どのような結果をもたらすのか。

初老凡夫、静かな生活の充実を好む齢となっては、多くを語ることは差し控えるが、命あっての物種であるということを、もはや多くの国民がとうに忘れ去っているというしかない。

安ければ旅をする(安いというのは多くの場合錯覚であると凡夫は思っている)、安ければ普段は手の出ないものに手を出すというのは、へそ曲がりの小生にはやせ我慢してでも近づきたくない。(自分にも他者にも禍が及ぶ可能性が高まる)

それにしても、冬が深まるにつれてのコロナの世界的な増加爆発は、いくら能天気な初老凡夫でも、寒々と気が滅入る 。とくに大国アメリカやEU、インドほか他国の増加、感染爆発には、対岸の火事どころではない、何か得体のしれない不気味さを感じるのは、小生だけではないだろう。

ワクチンの対処一つとっても専門家の意見は異なる。フェイク情報がまかり通る。危ないのはコロナウイルスだけではない、多岐に及ぶフェイクウイルス情報に感染してしまうことも。何が正しい情報なのかが、この超情報化時代あまりにも判然としない不気味さを私は感じる。

だから画面を通しての編集された間接情報を私はほとんど信じていない。一初老凡夫としては身体を通しての直接情報に重きを置いている。五感を通しての直接情報、光や、雨や、風や、土や、色づく木の葉など身体を通して感じ湧き上がる、血が体全部が感じる、体感生活をこそが私の基本生活である。

リアルワールドとバーチャルワールドの往還。だがあくまでリアルが基本、その上に頭が、バーチャルが乗っかっているのである。足で歩き、手で耕し、日々を愛でる。極めて普段通りの生活をしながら(手洗い、マスク、栄養、睡眠、土いじり、読書、弓、散歩、音楽、運動等々)ひとりでできること、ひとりで楽しめることの充実を図る生活をする、といったことくらいしかない、のだが。コロナが終息するまでは努めてひとり時間を大切に生きるのだ。

この3連休、お墓参りに帰郷したかったのだが、じっとしていることにした。でも年内に、コロナウイルスを避け、車でそっとお墓参りに帰りたいのだが、成り行きに任せるしかない。。人知を超えた季節をまたいでのコロナウイルスの脅威を前にして、凡夫にできることは限られている。

さて、一週間後感染の増減がどのように推移しているのか、ひどくならないように祈るしかない。

 

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