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2019-10-06

サモア戦にも勝利、日本代表は日本の粋の文化の象徴のようにおもえます。

日本代表がこれまで大きく負け越していたサモア代表も撃破して3連勝、勝ち点で現時点では首位に立ったが、アイルランドとスコットランドの残りの試合の結果での勝ち点がはっきりしないとまだまだ、手放しでは喜べない、とはいうものの、素晴らしい試合を三度堪能した。

前回から4年の間に、どれほど選手たちの意識改革が進み、激しい訓練を重ねてきての末に今回の大会を迎え、その成果がいかんなく現実となって表れているそのことに、素直に初老男は首を垂れ、打たれている。

次回の相手のスコットランドは前回大会、南アフリカ戦に勝っての次の試合相手で、結果は惨敗した因縁の相手、五郎丸歩選手が何としても倒してほしい相手であると語っていたのが強く印象に残っている。

アイルランドに勝ち、スコットランドに勝てば、もうこれは本当に奇跡的な歴史に遺る勝利というしかない。それくらい今の日本代表は、心技体のバランスと和が素晴らしい。コトバでは何とでもいえる、が敢えて書かずにはいられない。精神力の力技は、やり残したことはないという各選手の発言に、底知れぬ自信となって表れている。
風に揺れる我が家の庭の最後の朝顔

いきなり話題が飛ぶが、関西電力の役員たちのあのしなび切った顔つきとは、天と地ほどの差を私などは感じてしまう。同じ日本人とは到底思えない。

はっきり書かせていただきます、堕落しきってそのおのれの無残な姿に気づいていない、政治家や官僚の不祥事続きや、暗いニュース報道に多くの心ある国民は飽き飽きしている。

多くの日本人に、無言のあのなんとも言えない鍛えこまれた、鋼のようなワールドカップ日本代表が与えるすがすがしさはたとえようがなく、潔さは理屈抜き一人の日本人として誇らしい。

巷で、私と同じようなにわかラグビーファンが歓喜している姿を見ると、束の間の閉塞感をぶち破ってくれた日本代表へのエールが充満。皆やはりどこかでつながって喜びを分かち合いたいのだということが伝わってくる。初老男は、眠っていた良き日本の伝統、底力、先人たちから紡がれてきた辛抱する文化が健在なのを知らされ、ほっとするのである。やはり言わぬが花の文化なのだと思い知る私である。

そのようなことを文字でつづらずには入れれないおのれとは何か、絶対矛盾を承知で書き綴る。先週も書いたが、日本代表は初老男にも限りなく勇気を与える。身体を張って戦い終わるとお互いの健闘をたたえ合い、ユニフォームを交換する。男の美学というほかはない。

今月はラグビーワールドカップの試合のおかげで、珍しく画面にくぎ付けになる時間が増えるが、試合からもらった感動を、ささやかに日々の暮らしの中に生かしてゆきたく、これ以上野暮なことを綴るのは控える。

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