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2016-07-24

ロバの夢本番が近づく日曜日の朝に思う。

いよいよロバの夢の本番29日が近づいてきた。このようななんとも言えない感情は、64歳の私にとっては形容しがたい。うれしくもあり不安でもあり待ち遠しくもあり、もろもろの思いが交差するの私の夏。
竹韻庵のオクラの花

ともあれ、今はただ体調を維持し本番でベストを尽くすだけである。明日の夜からは本番モードの最後の稽古の日々が始まる。

これは本人にしか感知しえない感覚なのだが、何しろ33年ぶりの入場料をいただいての舞台である。

緊張するなという方がおかしいのだ。だがこの数か月稽古を重ねてきて、いくばくかその緊張感は消えてはいないものの随分と和らいできている。

それはああゆる意味で、初めてのこの【ロバの夢】チームとの 出会いで、恥をかいての稽古を積み重ねてきたおかげであると、はっきりと自覚ができるからである。

今はただ本番を終えたのち、何がわが体に残るのかをゆっくりと検証するのが楽しみである。どんなにささやかであれ、大胆な行為であれ、人間はやはりやれるときにやりたいと思ったことを素直に
やれることが一番なのだという当たり前の気づきの幸福感である。

私にとっては、清水の舞台から飛び降りるくらいの覚悟がいった決断だったが、今はただ決断をしてよかったという思いが体に満ちている。

私のようなタイプの人間はやはり、いくつになってもささやかな夢の持続的冒険世界が待っていないとつまらないのだということの再確認ができた気がするし、チャップリンが言うように自分を鼓舞する勇気はいかにしたら育めるのか、謎ではあるが。

ともあれ、もう間もなくロバの夢の開演時間はやってくる。詰めの稽古をしっかりとやって悔いなく本番を迎えたい。


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