退職後この習慣はいよいよもってゆるぎないリズムのようになってきた。したがって必然的に夜はもう脳が思考しないというか、身体全体が疲れ果てたような感じになるので、眠りに落ちるのがうれしい今のところのわたしである。
以前は、サッカーであるとか、テニスであるとか、夜遅くオンエアーされるものなどはファンとして見ていたりしていたのであるが、よほどのことがない限り、今現在の自分の生活に支障がないように、睡眠だけは十分にとるようにしている。
そのおかげだと思う、この一年食べ物にあたって吐いたこと以外、体調を崩したことがない。年齢を重ねたら、栄養を取りよく休むことが私の場合一番肝要である。
幸い私は寝ることが大好きであり、今のところ夜中に起きるなんてこともほとんどない。起きている時間帯、特に午前中は肉体労働であれ、自分の仕事であれ、いまだかなり集中してやれる体力をキープできている、有難い。
睡眠が足りないと、いろんなことに気力が伴わなくなるので、 内なる体の反応にだけは耳を澄ましている。
目に留まった書評は切り抜いている |
さて、今日は日曜日。日曜日は書評が楽しみな私である。昨日は帰省したりして読めずたまっていた新聞を意識して読んでいたら、午前中のほとんどが過ぎた。ああ、時間は流れる。
芸術は長し人生は短しという、自分は無知であるという、いわば欠落感のようなものを抱え続けながら、生きている私にとっては、信頼できる方の書評を読むのは、ささやかな愉しみである。
東の空が明るくなってきた、今日も一日が始まる。 静かで穏やかな朝である。愛犬メルとしばし散歩に行くとしよう。
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