老いては子に従い、妻に従う頻度が古希をすぎて多くなっている。その事を私は自覚している。そしてその事実をどこかで楽しんでいる。自分のエゴでずいぶん迷惑をかけたであろう、と思える申し訳なさと、もう充分に、我が能力を越えたチャレンジ、薄氷を踏むかのような(振り返るとよくもまあ、よく実現したものである)イベントをこれまで企画出来たことの満足感が、そう言う心境に至らせている。
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| 映画のパンフレットにあった地図 |
61歳、中世夢が原退職で企画は一応の終わりを自覚し、それ以後は、やり残したシェイクスピアの音読に再挑戦、コロナで音読に終止符、古希から企画を再開したが、家族、娘たちには迷惑をかけてはいない。最近は精神的には応援してくれている位である。その事だけで私は充分に有難い。
もう充分に、時代の流れに置いてきぼりにというか、目まぐるしさについてゆく気もないし、つい行けない体と心で、あまり他者に迷惑を掛けず(喜んで賛同してくれる生き生きした高齢者の友人のみで)私の企画を、純粋に応援してくれる奇特なメンバーとチームを創り、今の年齢ならではの、小さくて意義のある企画を夢見る。
さて、ドイツはドレスデンから、飛行機でロンドン往復、ロンドンには一週間滞在する。40年ぶりのロンドンである。(妻との初めてのアフリカ、ケニア、タンザニア旅行で数日ロンドンにストップオーバーして以来)一口に40年、人生のおおよそ半分である。この年齢でロンドン再訪が叶うとは思わなかったが、ドレスデンに娘家族が里帰りしなかったら、一人でのいきなりのロンドン旅は実現しなかったのではと思う。
実現するのは、やはりレイさんと娘のおかげである。簡略に記す。今やあらゆることが電子決済である。移動、宿泊、買い物などロンドンは日本以上にデジタル都市社会に移行している。日本の浦島太郎の私では苦労するのが目に見えているので、航空券やホテルの手配の一切合切をやってくれたから、安心して行けるのである。
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| ほぼ旅立つ準備は終えている |
そう言う意味でも、老いたら子に従うのである。高齢者の一人旅、韓国や近い国ならばともかく、とおくの異国への旅は健康に動く体がないとまず楽しめない。
そう言う意味でも今回の高齢者での旅、どのような気分になるのかが、実に楽しみなのである。この8年間の高齢者労働のおかげで行ける。
心の底で、よしんば行けなくても行きたいという目的意識を持ち続けたことが大きい。私の場合、あらゆる事に目標、目的がないと情熱の持続が難しい。
それはイベントの企画でも同じである。心底企画したいという腹落ち感覚がないと情熱の持続がまず無理である。話は変わる。昨日ウカマウ集団のフィルム上映会を最後の企画にしたいと打ったが反省する、まだ実現化していないのだから。実現化したときにどのような気持ちになるのか、ならないのかにゆだねたい。
と言うのは、私はアフリカには何度も足を踏み入れ企画がなったたが、ラテンアメリカ世界は未踏である。一日でもいいから中南米の(ボリビアかペルーかアルゼンチン、または高齢者に負担のない低地国への)どこかの国へ旅をしたいという欲求が湧いて来たのである。そのためにも、叶うことならば、後数年額に汗して労働したいと想うのである。実現を夢見る高齢者の私である。













