物のプレゼントではなく、思い出に残る長女の息子に、春休みお爺の故郷へ一緒に行かないかとノアに誘ったところ、行きたいとのことで、このまったく予期していなかった思わぬ旅が実現した。
私が嬉しかったのは、ノアと共に妻も行きたいと言ってくれたことである。細かいことに気がつき、移動計画ほかあれやこれや、私よりはずっとデジタルに強い妻の参加で、一気に旅の計画が具体化した。
熊本往復は新幹線、熊本でレンタカーを(3泊4日)かり、出発の28日土曜日は阿蘇をドライブ、ぞの日は高千穂のホテルに泊まり、翌日高千穂を観光、29,30日は長兄の家に泊まり、五十鈴川、小倉が浜他、私の故郷で遊び廻る予定をたてた。
タイトな計画を避けての旅、あくまでもノアのやりたいことを優先した。初日の阿蘇では動物にふれ合える元気の森がことのほかお気に召したようであった。夕刻高千穂のホテルに早めにチェックイン。
翌日はサクラを眺めながら美味しい朝食をすませ、午前中は高千穂渓谷や高千穂神社、天岩戸神社を詣で、ちょうどお昼門川について、高校生の頃に良く食べていた懐かしい天領うどんでお昼を食べた。
その後、門川から小倉が浜に直行、天気が最高でたくさんのサーファーが波と戯れていた。海で遊ぶ用意をノアは何もしているなかったのだが、誰に似たのか、いきなり繰り返し打ち寄せる波と戯れ夢中で遊び始めた。(インドア、ゲーム、漫画、本、ユーチューブ何でも、好奇心たっぷり)
広い小倉が浜、見渡してもノアいがいはすべて大人、春休み子供の姿はなかった。子供はノア一人。すぐにずぶ濡れになった。大きな自分の背丈位の波をかぶり、恐れながらも子供らしい声をあげながら、遊ぶ姿を私と妻は、スマホで何枚も撮った。
私の勝手なおもい。いつの日にかここで孫たちを存分に遊ばせたいとの思いは、故郷への旅二日目にして、実現した。春がきたとはいえ、海水はまだ冷たい、だがノアはそのようなことは気にもとめず、30分以上波遊びに興じていた。その姿を、老夫婦と孫と海をまるごと、味わえ至福感を覚えた。思い立って来て良かった。
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| 左が次兄77歳 右が長兄80歳 |
午後3時過ぎ、着いてすぐ先ず姉の家に3人そろって挨拶に行き(姉夫婦大変喜んで、5人で記念撮影をし)隣の長兄の家についた。ノアは初めての我が兄夫婦や姉夫婦との邂逅、すんなり物怖じせずうちとけていた。
妻はすぐに海水に浸かった衣類他を洗濯させて貰った。義理の姉登紀子さんと妻はずいぶん久しぶりの再会であったのだが、あっというまにうちとけて、和気あいあい時間が流れ始めた。早速、二人で夕飯の買い物に出掛けた。
夕刻ノア、妻、私の3人で門川の心の杜温泉へ行った。戻ると登紀子さんお手製の刺身や、ノアの好きなハンバーグ、イチゴなどの心づくしの夕飯が用意されていた。私は登紀子さんが用意してくれた夕飯のやはりお刺身を、いちばんたくさん頂いた。この味こそが家庭の味、兄嫁の手料理をたべると(姉の手料理も)と故郷に帰って来て気がする、のだ。
翌日、ぐっすり寝て目覚め、美味しい朝食の後、3人でお墓参りをすませた。ノアは丁寧にお参りし、お水を沢山上げてお祈りをした。お墓参りのあとすぐ近くに住む次兄の家に挨拶に行った。次兄夫婦ともノアと妻の来訪をことのほか喜んでくれ、兄は植物が好きな妻にあれこれ自分が丹精込めた50年以上は手間隙込めた庭の植物について、説明してくれた。
傍らで私も聞き入った。(次兄夫婦は子供がいない、庭の植物が子供なのである)次兄が説明している間、ノアは庭のあちこちをリスのように徘徊していた。縁側でお茶を頂き、ノアに沢山のお菓子を頂き次兄の家を辞した。
その後、再び我々3人は昨日に続いて、ノアが行きたいという小倉が浜に再び向かった。午前9時半に着いた。平日の朝なのに駐車場の7割くらいが埋まっていて、すでにたくさんのサーファーが波に乗っていた。昨日と同じ、子供の姿は見えない。そこにまたもやノアが天真爛漫に波遊びに興じる。二日連続の波遊びに満足していた。お天気が心配だったのだがもった。
お昼は簡単、3人で小倉が浜の近くのマクドナルドですませ、その後、次兄の勧めた遠見山の展望台から我が町を一望に眺め、最後に小学生のときに最も遊んだ五十鈴川へ。ノアと石を投げをし、妻も共に楽しい時間を3人で過ごした。遊んでいると雨がポツポツ落ちて来たので兄の家に。
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| 故郷で、砂と戯る、春休み |
海、山、川を堪能。楽しいことはエネルギーを放出するので疲れる。雨音を聞きながらお昼寝をし、起きて兄夫婦と珈琲たいむ。しばし歓談、タケノコとフキの煮付けた初物をいただく。雨のお陰でよき時間が流れた。
午後5時かなりの雨のなか、5人で神田川というお寿司やさんにゆく。あと二日で80歳を迎えるという兄のお誕生会もかねての楽しい晩餐会となった。登紀子さんが運転してくれたので、兄も妻も少し飲んだ。雨足が強いなか早々に神田川を後にした。戻ってお風呂を頂きすぐに床に着いた。夜中、春雷が轟くのを時折耳にした。
そして昨日である。あさ起きてすぐに妻と二人で、我が心の乙島が見える港まで早朝ドライブ。戻ると次兄がお土産をもってやってきた。朝食をしながら寸団欒、次兄はノアがとても気に入ったらしく、お小遣いをくれた。
ノアははにかみくねくね体をよじらせ、照れながら喜んでいた。久しぶり兄二人と記念撮影が出来た。ノアは老人の心も軽やかに包んでしまう。子供とはかくも不思議な存在である。最後に姉に挨拶に。82歳の姉もノアに春休み記念、お誕生日のお祝いをしてくれた。
帰路を簡略に記しておく。兄の家を8時前にでる。雨がすっかり上がり清々しい雨靄の故郷の山並みを愛でながら、ほぼ満開に近いそこかしこの山野のサクラを愛でながら、五ヶ瀬川を北上、高千穂から五ヶ瀬町、山都町を抜け、熊本に入った。ちょっとだけ熊本城を眺め、お昼前レンタカーを返し、12時42分のさくらに乗る。座れた。車中、買い置いたお弁当で昼食。午後3時15分岡山着、25分の赤穂線に。午後四時過ぎ我が家に着いた。
PS 今朝姉からなにもおもてなしできず申し訳ないとのメールがきた。とんでもないことで恐縮である。元気な顔が見れただけで充分である。ノアの心に我が兄たち、姉たちが残ったことが私にはただ嬉しく、もうそれだけで悔いはなく、妻が参加し大満足の旅となった。。五十鈴川だよりが打てて言うことなしである。(一気に打ったので誤字脱字ご容赦あれ)