ページ

2026-08-17

ロンドン4日目の朝、アーリングブロードウェイの宿で打つ五十鈴川だより。

 娘は家族が待つコペンハーゲンに向かうため午前7時、ヒースロー空港に向かった。私は今日から金曜日まで一人での旅となる。チェックアウトまで時間があるので、昨日あれからの行動記録などを、綴りたい。宿の窓から見える空は青く快晴である。隣の塀の上をリスが尻尾を立てて歩いている。尻尾が胴体と同じくらい大きい。動きが愛くるしい。

ケンブリッジシアター

宿(ベッド&ブレックファースト)からアーリングブロードウェイの地下鉄まで歩いて七分くらいで、建物はなく、広い土地に大きな樹木が何本もそびえていて、2階建てバスの始発所がある。宿から見える風景はもうそれだけでロンドンである。

さて、昨日の午後からの行動記録だが、娘二人の親になってから、岡山に移住してから34年、私はほとんど芝居を観ていない。企画をすることや、他の事に情熱のほとんどを費やしていたので、ことさらに芝居を観る必要がなかったからである。(その昔の今から56前、25歳から26歳の一年間で、100本以上の芝居をロンドンで観たので、もうどこか一生分を観たような気がしている)

だが、降ってわいたような今回の旅、芝居文化が根付いているロンドンにいるのだし、56年ぶりに自然に、やはりあの昔自分がよく足を運んだ劇場街を眼にすると、昔の面影に浸りたい老人としては、やはり血がさわぐ。そこでピカデリーのティケットブースまで行き、錆びついた英語を駆使し、ロイヤルシェイクスピアプレゼントのミュージカル、Matilda(マチルダ)の水曜夜のチケットを買った。

チケットブースには、ひっきりなしに多くの国からの芝居好きが列をなしていている。英国人のみならず、世界中の英語を理解する(英語が理解出来なくてもミュージカルなら何ら問題なく楽しめる)芝居好きが、ウエストエンドの芝居小屋の観客席を夜毎埋めているのである。

夜の9時前観劇を終えた娘と行った古いパブ

チケットをゲットした後、ハリー・ポッターの第一部を観終えた娘と合流し、古いレストラン&カフェでティータイムを(円が弱いので全て高く感じるが、致し方ない。旅の時間はお金では買えない)楽しむ。

旅先のロンドンで娘と思わぬ会話ができたのも、嬉しく、良かった。照れてなかなかこのような話は日本では持てない。旅の良さである。

娘は第二部へ。私は娘に頼まれ、夕食を食べるための有名なパブを探して予約し、ナショナルギャラリーへ。午後7時の閉館までいて、そこから歩いて思い出の(記憶のなかの本当のウオータールーブリッジは記憶のままに在った)ウオータールーブリッジを対岸迄歩くと、記憶のままにナショナルシアターが在った。夕闇迫るテムズ川に面したナショナルシアターのレストラン、劇場はお休みだったが多くの人々で賑わっていた。

ティータイムで食べたチーズ

橋を挟んで、ナショナルシアター(NT)とロイヤルシェイクスピアカンパニー(RSC)当時の私が最も足しげく通った劇場だったので、思い出を生きる老人としては、一人感慨に耽った。そこからゆっくり引き返し、歩いて50分くらい、娘のハリー・ポッターの終演時間に合わせ、散策しながらパレスシアターに向かった。午後8時45分娘が出て来た。

楽しかった様子が顔に表れていた。お腹がすいた娘とパブへ。最後の夜、ビールで祝杯。食事を済ませ、テスコ(有名なスーパーー)で買い物をしてすぐ側のトッテムハムコートの地下鉄、エリザベスラインで直通で30分、アーリングブロードウェイに、午後10時に宿に着いた。シャワーを済ませすぐに横になった。娘も手早く手荷物をまとめていた。

PS 2日良く歩いている。ぐっすり寝ている。さて、そろそろチェックアウトしハマースミスに移動する。取り立てて予定はない。が、歩ける自由を楽しみたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿