手前がサンナンのホープF氏向こうがほぼ同期に入ったN氏 |
今朝はいつもより早く起きた。この10年夜はからきしだめだが、朝は人生の友というくらい大好きだ。物を書いたり、ゆっくり思考したりして、何事かを決めたりするのはほとんど朝である。
夜は身体が死んでいて、朝生き返るそのような晩年ライフになりつつある。夜はほとんど出掛けないし、なによりもライフスタイルの意識が変わり、農の仕事に着いたのでいろんな意味で体調管理に気を使うようになり、とにかく身体を休ませ充分に睡眠をとるように心かけているのである。
さて、変なところが鈍感な私だとあらためて認識した。一昨日、再び仕事を終え医院に行って検査してもらったところ、きれいに小指の先が骨折していることが判った。表の傷よりも中の傷、内出血がひどかったのだ。痛みが引かないわけだ。
だが元気に働ける、運がいい。このくらいの傷で済んだことに単細胞の私は感謝している。これまでの人生で二回骨折しているがいずれも小指(足の)である。61年間も生きてきて、2回の骨折くらいで済んでいるのははなはだ運がいいのではないかと考えている。
いつものように話は変わる。昨日の朝働き始めて二回目の葱の収穫をした。いつもより一時間早く出社し、若いF氏の指導のもと私とNさんが鎌で葱を手で刈るという極めて地味で根気のいる作業(正味一時間くらいでかなり刈れる)。これからはしばらく出荷作業が続くので、単調な仕事が続くが気の合う仲間との仕事は今のところ全く苦にならず、楽しい。
後は刈った葱を検品、出荷できるように地道な作業が続くのだが、これも3人で和気あいあいとやっていると、作業がいつとはなしにはかどるという案配だ。何より一番うれしいのは、完全無農薬なのにほとんど虫食いがなく、収穫量が多い葱だということだ。
自分が食べて安心な農作物を、消費者に届ける、それでなおかつ利潤を出し生活できる農を専務が目指しているので、その考え方に限りなく共鳴するのだ。そんなスタッフが集まっている。だからこそエネルギーも湧いてくる、気が合う循環ライフ。循環が上手く機能していると、変なストレスがない。
昨夜は、妻が風邪気味だったので、私が貰って来た葱を潤沢に使い、夕食に葱の生姜焼きを作った。娘も妻もサンナンの葱はおいしいと言ってくれる。とくに野菜に強くない次女が食べてくれるのが、事のほか私は嬉しい。
単にお金を消費し痩せ細る文化ではなく、身も心も安心できるしなやかな文化、微笑みの文化へと、まず私自身が変化する事の中から新たな企画を生み出したい。
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