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2021-04-05

69才で初めての手術をし、久方ぶりの五十鈴川だより。そして想う①

2月末ごろから夜になると発熱し、すでに体調がおかしい中 、熱がさがっていたとき、2月最後に書いて以来の五十鈴川だより。

実は 3月5日緊急入院、即手術、23日に退院、その後家でリハビリ療養を続けています。おかげさまで今日が4月5日、長い文章はまだ無理ですが、わずかでも五十鈴川だよりを書ける喜びを嚙みしめている。

世の中に出て半世紀、69才で突然我が身を襲った病名は肝膿腫。肝臓に膿がたまり、敗血症と診断され即手術入院していたのである。

手術はほかに肺にたまった水を抽出したり、胸壁にたまった血を採りだしたり、全身麻酔、部分麻酔で数日おきに3回行われた。幸い術後の経過は良好で、退院後 こんなにも早く五十鈴川だよりが書けるまで回復している。

おもわぬ、予期せぬ手術入院は、生きていることの不思議や有難さを、あらためてわが肉体を通し、直に痛みや不自由さを体験したことで、以前にもまして噛みしめられる自分が生まれたように感じている。

直観的なおもいや、本能的な感性に頼り、何とか半世紀を生きることができてきた私であったのだ、との幸運をこの度の手術入院で思い知った。その間、もともと痩せて幼少期から頑健な肉体ではなかったのに、世の中に出て徐々に丈夫になり、知らず知らずのうちに身体をいたわることを忘れを酷使していたのだと。そのつけが半世紀の節目に顕れたのだと思い知った、のである。

退院後、先日の検査でM先生から(良き先生に私は出会えた)半日くらいなら肉体労働に復帰しても構わないとの許可が下りた。この2年アルバイトをしている先の上司に連絡、事の推移を報告したところ、リハビリを兼ねて働いてほしいとの思いがけぬお言葉をいただき、実は今日から無理のない範囲で体を動かすことにしたのである。

実はまだまだ、以前のようには動けないし(動かない) 体重が5キロやせ、筋力が弱くなっているので、ある程度仕事ができるまでの筋力を、リハビリを兼ねて取り戻したいとの思いなのである。

私よりずっと先輩のTさんが、家でリハビリするより、職場でリハビリした方がいいとおっしゃってくださったのでその言葉に従うことにしたのである。

 

 



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