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2021-04-28

一念発起、わずか一週間ですが半病人苦楽自炊生活を始めました、そして想う。

 このところといってもまだ一週間くらいだが、食事を自ら自炊するように心かけている。これまで朝昼はともかく、夜は妻の手にほとんどをゆだねていたのだが、手術入院で食生活の見直しを迫られ、自分の好きなものに偏ってしまう、いわゆる生活習慣を、この際まだ元気なうちに見直すことにしたのである。

昨日の朝、出汁をとってお味噌汁(豆腐と野菜の)を作り、余った枝豆がたっぷり入った卵焼きを作り、朝が早い私の、ひとり朝ご飯 としたのだが、久しく忘れていた感覚が老いの身にかすかによみがえってきた。

歳と共に、味覚や好みも変わるし、これまで食に関して、 妻にゆだねていた部分を、この際大いに見直すことに、決めたのである。3日坊主になるのが落ちだと、思ってはいるが何とか一週間は続いている。

妻の負担が減るし、老いと共に幼少期に食べたものに回帰してゆくし、早い話、これもまた一つのボケ防止に対策として遊ぶことにしたのである。退院後、お酒や以前はよく口にしていた甘いものを、一切口にしていない。我ながら変われば変わるものである。

老いの変身といえばカッコイイが、これまで好きで食べていたものが、お医者に禁じられたからといって、そうはたやすくはいかないのではと、自分でも多少の懸念がなかったといえばうそになる。

だが、今のところまったくその懸念は杞憂であった。意志薄弱の私はいずこへ。きっと変わりたい、この際自分を変えたいという、どこかにはあった自分の中の甘えを、見つめなおす勇気をこの手術入院は思い知らせてくれたのだと天に感謝、過去の食生活、生活態度を改善することにしたのである。

それには、妻の手を煩わせることはない。病院食に近く、味のうすい、野菜中心の健康に配慮した食事を、自ら作ることにしたのである。(こう宣言したのだから九州男子の端くれ、一日一日やってみよう)きっと面白いことが見つかる。いや、見つけるのだ。きっとこれまで使わなかった脳が動き出す期待は高まる。

妻は仕事があり、私とは起床時間ほか、生活の過ごし方時間が異なるので、ちょっと時間をずらして調理して食べる、方法を始めたのである。お互いを尊重、還暦を過ぎて自由に責任を持って、自由、自立遊び、老い楽ライフをこそが私の晩年ライフの願いである。

わずか一週間なので、この先未知ではあるものの、私としては買い物から後片付けまでトータルに、さあ、今夜は何を作るかなんてことを段取りしながら、老いの体に良い食材を選び、半病人らしく料理に励むのを、苦楽したいと夢見るのである。



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