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2019-07-03

これから数か月の間に、来年の発表会の作品を選びたいと考える。

ロミオとジュリエットの発表会を終えて、一週お休みし今夜は遊声塾のレッスンである。またもや来年に向けて新しい作品を選ばねばならないが、焦らずゆっくりとスタートしたい。遅くとも9月中には来年の演目を決めたいと考えている。

おもいを言葉で伝えるのはなかなかに至難であるが、私なりの現在のおもいを先ずは塾生にきちんと伝え出発したい。6人の塾生が成長し、なおかつ6人のメンバーの個性の意外性が、発見できるような作品が望ましいと考えている。

ハムレットにも挑戦したいが、塾生の各自が多面的に、やる気の意識のボルテージが難しい。遊声塾に参加されている方々の内面の思惑は私には知る由もないが、ともあれロミオとジュリエットの発表会を通して、私はこの6名の塾生の感性や、何よりも一番肝心な情熱の在り様に、一定の信頼感を持ち得ている。

だから、作品選びも含めて実にこれからの数か月が楽しみなのである。塾生には各々いろんなシェイクスピアの作品を読んで、この面々で情熱をもって 来年に向かえる作品を選んでほしいのである。
日本語で声を出しながら少しでも好奇心をもって学びたい

私が来年はこれをやるということもあるかもしれないが、ギリギリまで塾生の自主性にゆだねようと思うのである。それくらいこの面々はなかなかに私にとっては、実に面白い面々なのである。

何より、私の変幻自在の思い付きダメ出しにも、くらいついてくる根性が 備わっている。いまどきの時代の趨勢の中で、それにおぼれず必死に生きて生活し、あらがいながら、声を出している姿を見ていると、その各自の今を生きる存在の輝きを、シェイクスピアの登場人物に仮託して見つけたいと、おのれの能力を顧みず夢中になる私なのである。

シェイクスピア遊声塾を立ち上げて一番うれしいのは、やはり魅力的な作品の、魅力的な(現代にはもうほとんどいないかのような)登場人物をステレオタイプなキャスティングではなく、えーっと意外なキャスティングの中に、思わぬ発見が今回のロミオとジュリエットの発表会のようにあればと思うのだ。。

ともあれ、来年の発表会どのような作品になるのかは皆目わからないが、わたしを含めた7人が苦しくともよじ登りたくなりそうな作品にみんなで巡り合いたいと思っている。


 

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