西大寺 写真BY KAYO |
昨日の音読自在塾のことをわずかでも記録として打っておきたい。三回目のレッスンは我が家ではなく、緑化公園にある図書館の建物の中の、控室で午後1時から4時まで行った。
オセローの5幕を読み終え、次にハムレットに入り1幕を 読み終えレッスンを終えた。オセローもハムレットも音読するのは何年ぶりかなのだが、こんなにも一人の塾生の参加のおかげで、新鮮に音読できる自分を、あらためてこの3回のレッスンで確認できたことが、一番うれしい。そのことをきちんと打っておきたい。
Kさんも必死に オフィーリア以外、全登場人物を交互に読んでゆく。二人なので集中力と呼吸力がないと 難しい。年内はひたすら交互音読をKさんとするつもりである。全身で声を集中してひたすら出す。そのこと以外余計なことは考えない。考えるのはレッスン以外の時間に自分で行うことである。
正味2時間の音読時間は瞬く間に過ぎる。解釈したり、考えたり、想像したりすることはレッスン以外の時間にやる。与えてもらうのではなく、自分で考えかみ砕き咀嚼し、作品の登場人物がおのれの躰で、まるで生きているかのように 、音読してゆくことが自在にできるようになるには、稽古するしかない。ひたすら反復あるのみである。私からの波動を感じ吸収してほしい。
時折自分の年齢を忘れて、夢中で音読している自分がいた時に想ったことだが、時折ワークショップ的に、音読自在塾主催で参加者を募りシェイクスピア作品の音読会を開いたりもしたい、できるのではないかと考えた。実現したい。
老いて自分ができなくなっても、Kさんたちの世代がシェイクスピア作品の音読の魅力を伝えてゆく。そのための礎石になるためにも、二人でできる限りシェイクスピア作品の音読を愉しみながら続けようとおもっている。kさんのひたむきさ、一途な思い、どのように変化、変身してゆくのかが非常に楽しみである。
抜き稽古、長い自分の好きな登場人物の台詞を繰り返し繰り返し記憶化してゆく稽古もやがて始めたい。一人なので、集中して個人レッスンが今はできる。苦しくても繰り返し台詞を入れる。
台詞が体に入ってくる、自在に声が出る喜びを身体全身で感じてほしい。そのためには私自身もまだまだ台詞を記憶化してゆく稽古を重ねてゆきたい。ことに私の場合はまさに時間との戦いなのである。生きて元気な間に、kさんに何かを伝えながら、私もまだまだ学びたいのである。
PS Kさんは写真を撮られる方でもある。9月27日の五十鈴川だより(レッスン1回目)と昨日の五十鈴川だより写真はKさんが撮ってくれた。我が家での写真。今後はずっとKさんの写真と共に五十鈴川だより を打ち続けていきます。こうご期待。
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