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2017-05-08

昨日岡山弁護士会が主催する、2017憲法記念イベントに妻と二人で出かけ考えました。

昨日岡山弁護士会が主催する、2017憲法記念日イベントに妻と二人参加してきた。まず先日の帰省旅もそうだが、この企画に妻と二人で参加することで、共通して同じ時間を持てることの、有意義性を改めて認識できたことを記しておきたい。

先日共謀罪の催し会場で今回のイベントを知ったのだが、タトルの【マイノリティって誰のこと?】というのに惹かれたこともあるが(私は自分のことをマイノリティであると認識している)基調講演をされた憲法学者の木村草太氏や、

自ら脳性麻痺であり、必然的にマイノリティの側から思考を継続実験されながら、未知の領域を開拓されておられる医師の、熊谷晋一郎氏、私も聞いたことがなかった自閉スペクトラム障害と診断され、同じように、マイノリティの側から多面的に、思考を継続されている綾屋紗月さんによる対談があるとのことで、興味が湧きお話を聞いてみたいと出かけた。一言驚かされた。

またチラシに写真は掲載されていないが、午後一時から4時50分までの開催時間のなかで、3時半からのパネルディスカッションに参加された、明石市の障害者・高齢者支援担当課長支援弁護士であり、自身も難病をお持ちの青木志帆さんのお話にも驚かされた 。

無知であるということは、まずいということをあらためて認識できただけでも出かけてよかった。

岡山に暮らしていると、なかなかこのような、マイノリティーの側から、すぐれた現代の病んだ難問題の未知の領域に果敢に挑戦し、実践しておられる方々のお話を一度に生で聞く機会はそうはない。

多岐にわたって考えさせられた催しを、岡山弁護士会が主催してくれたことに関して感謝したい。

内容についてまでは言及することは時間もなく割愛するが、マイノリティについて考えることは、おのれの現在に向き合い自分自身について考えることと同義であるという認識を、改めて持てたということだけは、五十鈴川だよりにきちんと書いておきたい。

この企画に、参加してくださった4人の方々のお話が(表情や声の調子もすべてを含む)直接聴けたことだけでも本当に出かけてよかった。

五十鈴川だよりを読んでくださっておられる方々は、是非これらのすぐれたマイノリティのお仕事を知ってほしいと書かずにはいられない。

本当に時代状況は、複雑怪奇にみちていてややもすると、私なども引きこもりがちになりがちなのであるが、 毎度書いているが絶望は愚か者の結論である、自分でささやかに居場所を探究する努力を怠らなければ、すぐれて希望の持てるマイノリティに出会えるのである。マイノリティこそ、マジョリティに希望を与えてくれる存在ではないのかという認識の逆転がもてる、私にとっては刺激をいただいた催しとなった。

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