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2017-05-24

思いもかけず、桑江良健素氏から晴らしい絵が届きました。

朝一番竹韻庵にゆく予定を立てていたのだが、起きてみたらなんと車の上に水滴がついている。予定変更することにした。

何事もほどほどのバランス、こうも暑い晴天の日が続くと、どうしても植えたばかりの野菜たちがどうなっているのかが気になるのだが、わずかではあれ恵みの雨である。

慈雨というが、このところ年齢をかえりみず動き回っていたので、どこか体にとっても恵みの雨なのである。

ところで最近意外な思いもかけないことが起こるということを書いた。桑江良健さんの那覇で行われる秋の個展の案内葉書に載せる一文を書いたことはすでに五十鈴川だよりに書いたが、先日その良健さんから素晴らしい絵のプレゼントが届いた。

まさに思いもかけぬとは、このことである。彼の住む近所の風景画、一番下に畑、間に海、島、半分近くが点である。

ささやかな一文のお礼にしては、過分な絵のプレゼントで恐縮した。私の拙文をことのほか喜んでくださったのである。

すぐにお礼の電話を入れた。豪放磊落な氏の声が聞こえた。日高さんの家には海の絵がないと思ったから、とのことであった。


この年齢になると、こころから語り合える友人の有難さというものが、私の場合、身に沁みてくるようになってきた。

度々書いているが、ほどほどに会いたいなあ、どうしているかなあ、と思える友人知人が10数人程度私の心のなかに全国にいる。

徳の至らない私にたいして、なんという心広き人たちの豊かな存在であることかと、しばしある種の感慨にどうしても打たれる。

いずれも世の中に出てから、出遭った方たちばかりである。中には若き日に激論を交わした方たちもかなりいるが、この年齢になると、すべてが懐かしく、私のささやかな人生を彩ってくださっている。

いよいよもって、これらの友人知人との晩年関係性を深めたいとの想いは、一段と強くなってきている。そういうことで、一念発起近々、20年近く前、西アフリカギニアのバランデュグ村(ジャンベの太鼓奏者のママディケイタのふるさと)まで旅したS氏を訪ねて、車で鹿児島にゆきたいと思っている。

しばらく前に頂いたS氏からのはがきに、宮崎まで帰ることがあれば、足を延ばしてほしいとの旨がかかれていたからである。

いろんな旅があるが、友を訪ねての旅はまた格別である。なんとかして実現したいものだとおもっている。


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