もう一月、このまま順調にチシャトウが病気にもならず生育してくれれば、人生で初めて出荷できるところまでこぎつけてきた、うれしい。
農の仕事を始めてもうすぐ1年と8か月、ほとんどまだ何も知らないといってもいい。これから先あとどれくらいやれるのかも皆目わからない、ただうれしい。
とにかく土に向かい合い、母をはじめいろんな方に教えていただきながら、失敗を恐れず、植えられる作物を植えてみよう、それしかないとの思いだ。
母が種から育てたカボチャの苗 |
良心に恥じない安全な作物を作れれば私はいい。
それを行商できれば、こんな楽しいことはない、そのような能天気なことを考えられるのも、ひとしきりのことを終えた、晩年時間を生きているが故だ。
自分で書くのもおこがましいが、特に娘の結婚報告会を終えてからというもの、何やら何をしていても楽しく、つましい幸福感につつまれている。
すべては、母をはじめ家族全員が健康なればこそなのだ。ブログを書き始めたころ、妻は人生で初めて大きな手術をしている。
母も今は完治しているから書けるが、5年くらい前に背中を骨折して3か月くらい入院していた。
母は見事に復活(すごい母だと思う)今再び自転車に乗って我が家にやってきているし、数年前には川で泳いで私を驚かせた。五十鈴川だよりは、身内のあれやこれやにはほとんど触れていないが、我が家にもいろんな出来事がある。
でも今現在は、全員が健康である。一寸先はわからないのが人生だからこそ、今日一日を感謝して生きる、そのような境地に漸くにして私もなってきた。
私ごときがいうのもなんだが、人生はまさに厳粛な綱渡り、自分の器の分をわきまえ、きちんとやれることをやってゆく中でしか、身の丈に合う充実感は見つけえない、とまあそのような気がする。
さて、今日もブログを書き上げたら、畑に行き昨日の続きをするつもりでいる。居場所があり、やりたいことができること、少々しんどくても、そのことが楽しめることこそが肝要だ。
夕方は一転して、運動公園で【間違いの喜劇】を声に出す。やく40分くらい、いま20行くらいの長いセリフを暗誦する ことをやっている。畑の草を抜くように根気がいるが、脳内が活性化するのがわかる。
つくずくシェイクスピアは私を鍛えてくれる。 今日できたことを、体と相談しながら無理なく可能な範囲で明日も続ける、それしかない。
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返信削除「出荷」=プロの仕事。 農「業」者として スタートですね。全然 「晩年時間」じゃないじゃないですかぁ。(*^_^*)
返信削除上記 のコメント削除は 間違えて「晩年生活」 と入力して送信しまったためです。二文字違いで 大きな違いですから。