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2014-03-12

サンナントリオでの春の農仕事いよいよ本格的に始まる。

五日ぶりにサンナンの畑で体を動かした。朝は寒かったものの日中は気温が上がりい過ごしやすく、真冬とはまるで違って気持ちよく身体を動かし働くことができた。

これからおそらく、たびたび我がブログに登場するであろうN氏とともに、普段通りコンビでバカなことを言いながらの久しぶりのコンビ復活和気あいあい作業。

F氏の指導のもと、3人トリオでの風通しのいい職場である。メリハリをつけ、テキパキと仕事を進めてゆく。

雨の日は、畑に水を定期的に散水するための、塩ビ管の装置などもF氏が考え、それの微妙な接続の仕方、切断の仕方、カットした部分を何百個も削ったりと、少数なのでやる仕事は切りなくある。

お天気に合わせて、動いてゆくしかない農の仕事ではあるが人間は考える。F氏は考えもするが若く身体も動くので、若い上司を私もN氏も信頼して仕事をすることができる。

何よりもチームワーク、信頼関係こそが、サンナンの農の基本である。寒い朝、タイムカードもない時間、一番先にやってきてストーブに丸まって仕事の段取りをN氏が考えている。
倉庫の前で朝まず焚火

働き始めてようやく半年近く、何が何だかよくは分からない中、初めて経験することばかりなのだが、自分でも年齢のことを忘れ気持ちよく働ける職場に巡り合った幸運は、いまだたとえようもない。

今日は、おそらくネギを手で植えてゆく地道な作業になる可能性が高いが、どんな作業であれ、早い遅いはともかく、植えないことにはネギが育たないので、しばし春とともに地道な単純労働が続くが、一列植え終わったときのささやかな喜びは植えた者にしか分からない。

順繰り、いろんな労働があるので、農の仕事は決まり切ったことばかりをやるわけではないので、頭も体も両方使うし、知らぬ間に時間が過ぎる。中高年にとっては、実に適した仕事だと私には思える。

時間に追いかけられるのではなく、時間を忘れてしまうのである。ともあれ、N氏が待っている、職場に向かおう。

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