10月月31日新潟のホテルのロビーで寸暇打っている。Wi-Fi接続を高校生らしき若者が、あっという間にやってくれた。彼にはバナナスムージーを馳走した。これも又、旅ならではのデジタル音痴お爺の特権である。
さて、29日に次女のところから那須塩原にお昼に着き、迎えに来てくれた石川さんと十数年ぶりに再会した、時系列にそって、忘れないうちにこれまでの行動をスケッチしておく。石川さんも私もそれなりに年を重ねたが、顔を見合わせると、有難いことに、空白時間はあっという間に氷解、私は那須岳に向かうことになった。
石川さんは寡黙で実直なお人柄で、前回もそうだったが、私はただ従うだけなのである。お昼抜きで、いきなり標高1600メートルの那須岳ロープウェイ入口まで直行。200メートル一気に上がり、巨岩の活火山の那須岳山頂を見上げながら、1800メートルエリア約一時間二人でトレッキングした。老いゆくからだが喜ぶトレッキング、記憶に刻まれた。
降りてそこから、那須塩原温泉に直行、会津屋という宿に投宿。すぐに二人で露天風呂に浸かり、夕闇迫る塩原温泉温泉郷を、夕食前散歩にでかける。これが又風情があってよかった。夕食前、風情のある洞窟風呂に。これが趣があり、年季がはいった塩原温泉ならではのお風呂だった。
午後6時お腹を減らしての夕食は格別に美味しくいただけた。午後8時まで温泉郷までおもに私が語り、石川さんが耳をかたむけるという再会時間が流れた。お酒が弱い石川さんが先に引き上げ、私は最後までお酒をのみほして部屋に、すでに石川さんは休んでいて、私も早々に横になった。
翌朝5時ふたりで朝湯に浸かり、またもや朝食前にお散歩、これも記憶に刻まれた。ゆっくり朝食を頂き塩原温泉を9時に後にした。それからは石川さんの獣医師としての仕事に付き合って、酪農家を4件回り、彼の仕事ぶりを眼に焼き付けた。いろいろな牛の写真を家族にたくさん撮って家族に送った。
至れり尽くせりの石川さんのおもてなしに、甘えたこと、そのことが心からうれしかった事を五十鈴川だよりに打っておく。午後1時再会の約束を固く交わして握手しお別れした。視界から消えるまで、石川さんが最後まで 見送ってくれた事を眼に焼き付けた。午後4時、大宮駅で乗り換え新潟についた。
歩いて10分、ホテルにチェックイン、荷をおろし夕闇迫る新潟信濃川から、無事ついた写真を送った。空には半月🌓が浮かんでいた。ころもなる古城の畔の遊子ではなく、信濃川をながむる老いた遊子ではある。でも願わない限りは来れなかっただろう。お爺さんではあれ祈り願うのが、老い人の孤独と受け止める。
暫し、とっぷり日の落ちた市内をうろつき散策し、とある老舗の中華のお店で早々夕飯、ホテルに引き上げた。

新潟のホテルにて手書きの名刺をいただいたものです!
返信削除無事投稿できてよかったです
猪風来さんのこともご教授いただきありがとうございました!
健康にお気をつけて、たくさん旅をしてください
明日もWi-Fiつながりますように