ページ

2025-03-27

伊豆大島で焼酎造り酒蔵を営む、谷口英久さんがスパイラルアームズの(30日)公演に来てくださいます。そして想う。

40歳で 中世夢が原で働くことになり、当時妻と3才の長女と東京から岡山に移住、企画者の端くれとなり61歳で退職するまで働き、紆余曲折70歳で再び企画を再開、今年4年目の企画は土取利行さん率いるスパイラルアームズであることは、繰り返し五十鈴川だよりに綴っているので、読まれている方はまたかとお思いの方も、おられるかもしれない。

老人は繰り返し同じことを語り続ける。私は老人である。繰り返し念仏を自分のうちなる闇に向かって、唱えるかのように五十鈴川だよりを打つ。とにかく新しい、今日一日を気持ちよく過ごすために、貴重な老人ライフの充実に努めながら生きている。

谷口さんの年賀状と暑中見舞葉書

もう企画をすることも(引き受けることも)ないだろうと思っていた矢先の昨年11月、土取さんからの依頼で、スパイラルアームズ、岡山公演の企画窓口を引き受ける、はめになった。そのことで、私の生活は、老人である事を暫し忘れ、時が逆回転したかのような生活を余儀なくされている、といっても過言ではない。

何事にもことが動くには、奇縁、タイミングと言うものが大きく作用すると言うことを知らされる。意外な、予期せぬ出来事が次々に出来する。依頼が土取さんでなかったらまず引き受けてはいないし、覚悟して引き受けたからこそ、意外な再会や、予期せぬ展開がもたらされる、としか思えない。そのことの不思議を、五十鈴川だよりに打ちたくなる。(のだ)

長くなるので簡略に打つが、伊豆大島で家業を受け継ぎ、焼酎造りに情熱の限りを尽くしておられる、谷口英久さんと面識を得たのは中世夢が原がオープンした1992年であったと記憶する。爽やかな方で何故かうまがあい、5年近く、お年賀や暑中見舞をやり取りする関係が続いたがいつの間にか、関係性がとおのいていた。

昨年から私は、身の回りの今となってはお荷物の本や、CD、レコード、チラシポスター、資料、衣類等と共に、数十年保管していたお手紙や葉書、年賀状などを、いまもゆっくりと手放している。だが、どうしても手放せないものがやはりある。

娘たちからもらった手紙や、兄や姉からの葉書手紙、分けても友人たちからのお手紙、年賀状には私の交友録、出会いの縁、妙、人生がつまっている。この数年毎回これが最後の気持ちで企画をしている。谷口さんの、あの懐かしくも素晴らしい年賀状は私が生きている間は手放せない。(のだ)

久方ぶりに年賀状にみいっているうちに、急に私はたった一度しかお会いしたことがないその谷口さんの住所宛に方に、今回の企画のカンパのお願いの一文のはいったおたよりを厚顔を省みず送りたくなった。なぜ送ったのかはわたしにもわからないが、きっと元気なうちにもう一度会いたいという気持ちが、そういうアクションになったのだ。

後日、突然カンパを振り込んだというお葉書を頂いたときの私の嬉しさは、格別という陳腐な表現しかないほどに、じわーっとからだの芯からの嬉しさが込み上げてきた。まさに偶然の思い付きが思いも及ばぬ結果を生む、事実の重さに祝杯をあげた。

私はカンパのお礼に、猪風来さんの本、ご子息原野さんの絵本等と共に、今回のフライヤーと一文を添えて送ったところ、またもや先日、ハレノワでのスパイラルアームズの公演にやって来るとのお葉書を頂いたのである。私よもやまさか伊豆大島から来ていただけるとは。青天の霹靂の嬉しさ、思わず私はインターネットで谷口酒造の電話を調べ、お電話した。

女性の方が出られたので御礼を伝えたら、すぐに折り返しご本人から私のケータイにお電話を頂いた。声はまったく変わっていなかった。名状しがたい感情に襲われた。一気に空白が埋まった。まるでドラマだが事実である。

スパイラルアームズ公演の企画を引き受けなかったら、33年ぶりの再会は実現しなかったにちがいない。折り返し後半の人生、企画者の端くれとして再出発して33年、今回の私のエネルギーを支えているのは、これ迄の交友録で関係性が途切れずにいる友人たちのおかげである。現時点での私の人生の集大成の企画といっても過言ではない。が、これで終わりではない、その事を谷口さんや京ちゃん、今回私を支えてくださる宝石のような面々から教えられている。(人生の奥の深さを)


1 件のコメント:

  1.  日高さんとは一度しかお会いしていないのに、波長が合ってその時もものすごく楽しくなったことをよく覚えています。久しぶりにお声を聞くと心の底から嬉しくなって、不思議なものだなあとつくづく思いました。
    すべては波長なのだと思います。
    スパイラルアームスの音もきっと悦びに溢れたものなのでしょう。
    お伺いすることを楽しみにしております。ありがとうございました。

    返信削除