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2025-03-15

ほぼ、スパイラルアームズのフライヤー配布を終えた朝に想う五十鈴川だより。

 嬉しい土曜日の朝が来た。9日の朝打って以来である。多分これからはお休みの日、つまり労働アルバイトをしない日以外は打たないと想う。心と体が充分に休息をした日以外は、一文を紡ぎ出すと言う気にはきっとならないだろう。

望晃、七歳のお誕生日プレゼントの本

60代まではまだまだ煩悩というか、怒りの感情などが日々随所に沸いてきたのだが、このところそういう感情が消えてはいないのだが、むなしさの方が勝って、ただ静かに暮らしている。限り無くシンプルにシフトして生活している。そのことをただただ楽しむ叡智を見つけたい、とでもいうしかない老いの感覚を生きている、最近の私である。

話はかわる。先週土曜日打ったときに、次の土曜日フライヤー配布がどこまでやれたのか、打つのをどこか楽しみにしていたのだが、結果は思いもよらぬ早さで配布が進み、目標の6000枚配布が一昨日の段階で終えることができ、今手元に予備の1000枚弱が残っている。長くなるので割愛するが、6000枚のうち私がおおよそ4000枚をあちらこちらに配布と郵送し、残り2000枚は、友人知人が100枚、200枚、300枚、70枚、40枚、10枚単位で預かってくださり、実質ほぼ一週間で配布を終えることができた。

中でもKさんはチケットも売ってくださった。最初100枚も配布できるかなあ、と不安を見せていたのだが、あっという間にチケットを売り、追加の100枚をまたもや我が家まで取りに来てくださった。その際、私が勤めていた美星町にあるカフェ(私が働いていたときにはなかった)のオーナーが世界の打楽器に興味をお持ちの方で、なんといきなり60枚も預かってくださり、フライヤーをもっと預かってもいいとのことで、明日Kさんと共にそのカフェに持って行く約束を昨日電話でしたのである。その約束をした際、すぐにKさんから折り返し電話がありチケットが5枚売れたので、持ってきてほしいとの連絡があった。嬉しいと言うしかない。

Kさんは私より年上、インテリである。私は氏からこれまで何度も本をいただいた。このようなことは岡山に来て初めてである。いただくばかりなので、先日氏に私も返礼、本を差し上げた。読書家で博学、社会的なことや文化的なことに知的関心、好奇心が旺盛なかたである。その上今回よく氏の人柄を改めて認識しなおしたのだがよく動く。まるで我がことのように動いてくださる。私は書斎で安全なところにいて、汗もかかず訳知り顔に知識や知見を宣う、いわゆる俗に、(もう年なのでなんでも書くが)進歩的知識人を全く信用していない。

ところで、どうしても一行五十鈴川だよりに書いておきたい人がフライヤー配布を手伝ってくれたYさんと言う女性がいる。3日前天神山で300枚もフライヤーを預かってくださった。この方とは昨年春今ごろ、シェイクスピア作品の音読の会で出会った。子育て真っ最中のお忙しいなか、熱心にリーディングされていたのが印象的で、時間に余裕できればまたリーディングをやりたいとまで言ってくれた方である。スタッフが居ない中、わざわざ夢が原まできて、マルセさんの受付ボランティアまでしてくださった方である。

昨年【マエストロに聞け】参加者の中で、瀬政さん以外フライヤーを預かってくださった方である。世代を越えて、何か感じあえる関係性というものが生まれると、私は信じる。でなければスパイラルアームズは企画できない。若い世代に一人でも土取さんの存在に関心をもってほしい、のだ。なぜこの年齢でフライヤー配布をしてまで企画を引き受けるのか。それは何度もかいているが、おもわぬ光が体をつらぬくような出来事が起こる、発生するからである。

P.S. 天神山でYさんと別れる際、新見の縄文美術館に行くことを、お節介承知で勧めた。


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