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2015-01-19

2015年1月18日(日)PR兼、行商初日始まる。

昨日のお休みは自分の中できわめて記憶に残る一日となった。

友人や知人ではなく、純粋な意味でまったく知らない人たちに、ネギを買ってもらうためのPRと販売を思い切って始めたのだ。

時間は午後2時から4時半まで。結果は、5束売れました。やはり犬も歩けば、動き回ることしかないということである。

完全無農薬で、自分でいうのもいささか気恥ずかしいが、一生懸命育てたネギである。このまま無駄にしてはなんともはや、悔いが残る。

何とか、現代的な経営からは遠く離れた、商いの原点に返り、買ってくださる方の顔が見えるような 直販売を見つけてゆける可能性を、手ごたえをかすかに感じた初日だった。

友人知人に甘えるのではなく、畑を開墾するように、消費者を開拓する、顔を覚えていただく。この間も書いたが、私達が育てたネギが私にエネルギーをくれるのだ。

私は決めた、休日の数時間は行商をすることに。還暦を過ぎて生き方を原点帰りしたのだから、何も私には怖いものはない。車が動き、ガソリン代があればルンルンである。

とはいっても、とりあえずの間は数時間程度の行商しかしないつもりである。会社としての農はしばし休止状態になるが、専務をはじめ数人の仲間での農は継続してゆくので、充実した忙しさはこれまでと全く変わらない。

かえってこれからは、会社にはいい意味で拘束されないので、考え方によっては自助努力で新たな可能性が出てきたともいえる。とにかく可能性にかけたい。

 もう一つ、私が勇気を得ているのは、母が元気に応援してくれることである。昨日はお休みの妻も手伝ってくれたのだが、ネギは皮をむいてきれいに束ねないといけない、それに手間がかかるのである。

有難いことだ、母が嬉々としてその仕事を私とともにこなしてくれるのである。そして私を応援してくれる、何ともはやうれしいではないか。

人の何事かの役に立つということが,母にはとてもうれしいのだ。たわいのないことを話しながらの手作業時間は楽しい。

畑には、お年寄りを活性化させる何かがある。話は変わる。ネギの行商をしながら、企画したイベントのポスターの配布をしていたころの自分を思い出した。

物は異なるが相変わらず自分は 似たようなことをやっているのだという思いにとらわれた。ともあれ、なにかが壊れ新しい一歩が始まった。

昼の生活と、夜の生活とを自由に行き来し、日々ぐっすりと眠りたい。

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