【1978年ロンドンのヤングヴィック座で、26歳のときピーターブルック演出のユビュ王という芝居を観たのが土取利行さんとの出会い。若い私は衝撃を受けた。
以来、事情の許す限り氏の表現行為にははせ参じることにしている。氏は私にとって未知の世界を自由自在に往還し、いまに至るもびっくりさせ続ける水先案内人である。年齢を超越したかのようなあくなき表現行為の瑞水さは驚倒というほかに言葉がない。
フリージャズ、ほかのジャンルの多彩な表現者とのコラボ、ピーターブルックの舞台音楽、古代の音3部作、洞窟の音・・・。そしていま演歌のルーツを探究し、自ら三味線を手にし、今は亡きパートナー桃山晴衣の遺した貴重極まりない消えゆく世界を伝える演歌師としての壮絶な貌。氏は私にとって深い闇を掘り続けることを持続する超人である。
人類という生き物にとっての音への根源的探究と、人間にとっての自由という根源的な探究がいまも氏の中変幻自在に同居、マグマのように表出してやまない。
お正月早々、シアターXでの4回目になる添田唖蝉坊、明治大正の演歌の世界を聞いた。幸徳秋水が斬首されたのちに生まれた、ギロチンの歌には慄いた。知らぬではすまされないほどにすごい歌詞である。知らない歌を次から次に軽妙なお話と共に知らされる。
このような歌の存在さえ、私をはじめとする多くの大衆は知らぬ存ぜぬである。時代を飛び越え唖蝉坊がとりついたかのように、土取氏の肉体から発せられる 無名の民の声なき声、埋もれていた歌の数々は、現代というますます魑魅魍魎が跋扈する世界を閃光のように 照射する。
まことに持ってこのような端倪すべからざる音楽家がいまの日本に存在していることは誇りである。真の芸術家たちはいったいどこへ消えたのか。
強者の論理がまかり通り人の命などなんとも思わない世界の趨勢に対して、一矢報いる覚悟と気概には頭が下がる。氏の発する音と声は、弱き立場に生きているあらゆる声なき民に勇気を与える。
暗雲がひたひたと迫り、妖怪が暗躍するこの奇妙奇天烈現代世界、シアターXの継続企画は一抹の希望である。】
このコメントは投稿者によって削除されました。
返信削除ご無沙汰です。
返信削除岡山に日高在りき!
日高節、ご健在で何よりです。
今年から来年にかけて面白くなりそうですね。
新聞テレビがいよいよ真実を報道しなければ、立ち行かなくなって来たようです。
最後の茶番劇を楽しもうはありませんか。
嘘まみれの報道の記録として、新聞をスクラップされている日高さんには頭が下がります。
ちなみに横田めぐみさん、北朝鮮ではロイヤルの扱いであったことが、もうすぐ周知のものになりますね。
なぜそうなったのかはご存知のことと思いますが、本当によかったです。
マスコミは依然事実とは反対のことを報道していますが、北朝鮮はとうとう隠れ日本としての姿を現し始めましたね。
これによって、是非は別として日本の威厳を世界に示したことを、相変わらずのアメリカの検閲によるマスコミによって、日本人のみが知らないという面白いことになっています。
国連憲章には、未だドイツと日本が世界の国連加盟国の敵国という扱いになっていることはご存知だと思いますが、このことで、敗戦後アメリカに奴隷/植民地として従属せざるを得ない状況の中、日本は北朝鮮に日本民族のプライドを託しました。
私は琉球人ですので、日本民族のプライドの真髄までは理解できませんが、嘘の議会政治と憲法違反の金融制度による世界支配の中で、大国では唯一日本、ロシア、中国が暴力という制圧に屈服せず、かろうじて生き延びました。
日高さんもご存知のとおり、世界は偽国営銀行を排除し、金本位制に移行する決定をしました。
今年中にも日本はAIIBに参加することになります。
依然、国内のマスコミはアメリカ金融マフィア主導の報道をしていますが、今や世界は基軸通貨としてのドルを排除し始めています。
この証拠として大西洋の貨物船の往来が停止しています。
ドル決済をしないということです。
日本のマスコミは報道していません。
これを報道しないで、事無きに終わると思っているのでしょうか。
同時にアメリカ及び世界の70%を支配するロックフェラー一族はこの動きに対して最後の抵抗とも言うべき姑息な偽装テロや、中近東での偽りの戦争を繰り返してきましたが、ロシアとユーロ諸国の協力により急速に制圧の方向に向かっています。
これも、日本では反対の報道がされていますが、彼らの繕いは、限界を超えたようです。
今や、世界百数十カ国が国境を越えて無血の革命を実現しようとしています。
日高さんの夢である世界平和への道が、開けようとしています。
還暦過ぎにもなると、今まで培った常識や経験が邪魔をし、世界はそう容易く変わるはずもなく、人類滅亡へのシナリオの中で、己としては枯れるように死に行くはずであったものが、今、なんと夢のような展開を呈しています。
人それぞれ、思いも考えもいろいろですが、それを大らかに受け入れて下さる日高さんとこの時代に知り合えたことを光栄に思います。
日高さん、怒らず憂いず、傀儡達の最後の茶番劇を楽しみましょう。
お時間がありましたら、祝杯でもと思っております。
あなたの光に感謝。