昨日午前中、夏にコラボレーションする舞踏家のS女史の家にお邪魔し、3時間近くいろんなお話をさせていただいた。
青天霹靂、思わぬ舞踏家からの共演オファー関しては、私の中では驚きの感情が抜けきっていなかったのだが、昨日漸くにして私の中でのある種の覚悟(オーバーだが)が固まった。
10日、両国のシアターXで私は彼女の舞踏を初めて体感したのだが、一言彼女にしか表現できない舞踏世界を築かれていて感動した。このような舞踏家にオファーされたのだ。
研ぎ澄まされた感性の現役バリバリの舞踏家と、33年ぶり、演劇の世界から足を洗い、子育てに専念し地に足の着いた平凡な普通の暮らしを、今も心かけている私に何ができるのかはまったく覚束ない。
このような私の思いに対し、彼女は私でいいというし、そのように生きている今現在の私だからこそいいのだというふうな物言いなのである。
だからこそなのだが、そういう彼女の感性に私は安心して自分を可能な限りさらけ出し、身をゆだね、引き受けようという気持ちになったのである。
転機、脱皮、殻を破るとか、いろんなことを体で感じヒトは成長してゆける器だという気が私はする。ひょっとするとS女史とのコラボによる意識と体の本質的な出会いは いよいよ老いてゆく道程の中での、私の中の何かを深め広げてくれるような予感がしている。
岡山の私の暮らしの中で、よもやまさかこのようなスリリングな出来事が出来するとは、、、。未知との遭遇を苦楽するほかはない。
がしかし、一つの舞台作品を創造するのは半端な情熱ではなしえない。制作のチームスタッフ作りから、煩雑なひとつ一つの手続きを冷静にすすめなければならない。
今回S女史の情熱にチームのメンバーとして私も参加することにしたが、 舞台に関する裏方、情報宣伝含めどのような方と出合えるのか、とても楽しみである。
岡山の中心地に位置するルネスホールで、S女史を中心にして何やら面白いことが起こる可能性の中の輪の一員に加われれば、2016年のスタートとしてはハラハラドキドキだが 楽しみだ。
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