ときおり切り抜いてじっくりと読む |
特に高齢の80歳以上の方々の証言や、死を前にしてどうしても語っておきたいご自身の体験などを読むと、齢63歳にして、私は戦場におもむいた悲惨というしかない出来事の重さに言葉を失う。
戦後生まれの私は、戦前時代を生き延びた人々のあまりのそれぞれの人生の過酷さに 、首を垂れる。
あらためて注意深く、多様な記事を読んで受け止めるべき感覚をなくしてはならないと、私は個人的に思う。
わたくしごときでも書いていて思うことだが、きわめて個人的なつらい体験などは、かくも書きづらく、語りづらいものである。(人間存在の闇の部分)
今もテロを含め戦場の火はやまず、ある意味でこれまでの歴史では経験したことのない、不健康極まる武器による相手の姿の見えない戦争時代が来ている不気味さ。(その武器使用による人体汚染、環境破壊資本主義の行く末、人体の健康な感覚が破壊される恐怖)
安全保障法案の行く末次第では、再び我が国民も戦場にかり出される可能性が出てきてしまいそうな時代の趨勢の中、18歳以上の選挙権を持つ国民は、この国の目指すべき在り方を、各々がきちんと普段から考える力を養わないと危ない。
愛国心、国を守る、お国のためとは果たしてどのような感覚なのであろうか、と、ぼんくらなりに五十鈴川は考える。大義とは何か。
いろいろ足りない頭で考えた末、現在私が心かけていることは、できるだけお金に振り回されない足りる暮らしを心かけること、画面からの人間界からの情報ではなく地面からの、自然からの情報に耳を澄ますこと。なによりも有難いことは我が国土は作物が育つ。
7年以上ブログを書き続けてきてもうほとんど書き尽くした感が時折私を襲うのだが、 まずは自分の日々の自分を検証するためにも今しばらくは書き続けたいと思う。
でないと、自分自身も大きな時代の渦の中に巻き込まれてしまうのではないかという危うさが私にはあるからである。
明後日から3日ほどお墓参りに帰省する。今は亡き両親に手を合わせないと どうも落ち着かないのだ。時代はいよいよもってカオス化しつつある。煽り立てるあらゆる刺激情報には、絶えず五十鈴川は、一歩距離をおきたい。
話は忽然と変わる。アメリカでプラスティックの砕かれた微粒子の海洋汚染の、深刻さのリポートを先日ラジオで聞いた。生態系に与える影響の深刻さは、温暖化も含めひたひたと我々の暮らしに及びつつある気がしてならない。あらためて、感動のない、金が万能化した資本主義の行く末を想像する。
あらゆるパッケージスーパー食品がゴミ化する。TPPとか避けられないグローバル化の波の中で、果たして私のような中高年はどのような生き方を心かければいいのかを、書ける間は老いを受け入れながら五十鈴川だよりは考えたい。
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