古いトラクターで寒風の中始動するF氏 |
今、ネギを植えることのほかには、苗を育てるビニールハウスを20列作り、昨日はその中に水を散水するための配管を這わせる作業(地道な作業)を、男3人、女性2人で終日やった。もちろんやったことがないことばかり。指導はF氏である。氏だって数年前ゼロから勉強して、機械を動かすことはもちろん今我々が、教わっていることをわずか2年で実行、実現してきたのである。
そのことを考えると、人間が心からやりたくなったら、すごいことが可能になるということを如実に物語っている。私とN氏は若いF氏を信頼し、軽口をたたきあいながら寒風をものともせず、寒い寒いと口には出すものの、手や体は、間断なく動いてゆく。
わずか数日でいろんなことが、眼に見える形になってゆくので、非常にやりがいがあり、何よりもやったことがないことができるようになってゆくのは、年に関係なく面白い。自分で言うのもなんだが、やはり22年間夢が原で体を動かし続けてきたおかげで、疲れはするものの体が動いてくれることが、やはり一番うれしい。
F氏は31歳、私が富良野塾に参加した年である。うーむ、やはり若いということは、かけがえがなく素晴らしい。農業で生きるという決意が、体全身に感じられる。自分の息子くらいの年齢の上司に教わる。これもまた、実に楽しいのである。
ひとつのプロジェクトを実現してゆくチームとして、申し分なく面白く楽しい。こんなにも仕事に行くのが苦にならないのは、我が人生でも初めてのことではないかと思う。F氏は年長者の意見も聞く耳を持っているので、チームの風通しがとてもいい。N氏も今年から私と同じようにフルタイムで働くようになり、相棒としては申し分がない。
今日もこれから仕事に出かける前、慌ただしき朝時間の中、何かブログに書きたくなる。神は細部に宿る。小さき美しさを、チームで見つけたい。
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