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2012-09-01

この夏、宝石のような子供たちに会えました

宝石のような子供たち(ありがとう)

夢が原を辞めることに決めてから早8ヶ月、緩やかに私の中でいろんなことが変わりつつあり、そのような生活の中で、前回Kさん御夫婦にも逢うことができた嬉しさをご報告しましたが、もう一つこの夏、とてもうれしい出来事がありました。

 

それは夏休み、8月の木曜日朝九時半から一時間、わずか3回ではありましたが、小学2年生から4年生の子供6人に(男子ばかりでしたが)、声を出すレッスンができたことです。昨日が最後だったのですが、この初めての経験、出来事は、私のこれからの生活の中で、かなり情熱を傾けて取り組めそうな、仕事としてやれるという、確信をもてたのです。

 

何故そのようなことが可能になったかという、いきさつは省きますが、とある方から(その方は個人で学習塾をされている)子供に声を出す喜びを教えてほしいという依頼が来たことが全てです。

 

還暦を過ぎ、晩年を生きるにあたり、生活の糧として、これまでの自分の経験を活かし何かしたことがやってみたかったのです。中高年のための声を出す塾をやることは考えていたのですが、子供たちのことは全く考えていなかったのです。

 

子供たちに声を出すことを教える時間を持てたことで、これから対象年齢を制限しないで、子供たちと、(15歳まで)一般どなたでもの2クラスを今後緩やかに始めてゆこうとの思いが、しっかりと私の中で固まってきたのです。

 

考えてみると、夢が原では子供たちに竹トンボを教えたりして、長年子供たちと接することを、私自身とても楽しんできた経験が生かせますし、何よりも人生経験の浅い子供たちは、まっさらな感覚でわたしの発する声を全身で受け止めて、声を出すのでその反応、リスポンスが、私自身に新鮮な喜びを与えてくれたのです。一言でいえば、ものすごく面白いのです。

 

子供たちが、こんなにもいきいきと変化してくれるとは思いもしなかったので、その意外性の連続は、何か私自身にも可能性の扉を開いてくれそうな気がするのです。岡山の何か所かで(一クラス10人前後)子供たちに声を出し、日本語の素晴らしさを暗唱する喜びを体感する塾を始めたくなったのです。

 

来年4月からの完全フリーに向けて、ゆっくりと、しかし貴重な時間を大切にこれから、ヒトとの出会いの中で、育みたく思います。

 

日々の暮らしの中で、ヒトとヒトが話をしたり、声を出したりする基本的な環境がだんだん失われてゆくような時代の最中に、敢えて原点に変えるような塾を、出会えた人たちと創ってゆきたいとの思いが、私の中で膨らみつつあります。

 

私自身、若いころ演劇の勉強を始めたころは全く声が出なかったのです。声を取り戻すことで、多様な表現も含めて元気になってきたように思うのです。なぜならヒトは言葉でできているからです。

 

ともあれ、この場を借りて6人の子供たち(ガマの油、忘れないでね)と、私にこのような機縁を与えてくださったSさんにお礼を伝えたく思います。

 

3 件のコメント:

  1. だいすけ2/9/12 9:53 午後

    先生、声を出す勉強、
    とても楽しかったです。
    また 来て下さい

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  2. 天河です。「とても、楽しかったです。面白かったです。また、来てください」
    天河母です。「毎回、楽しく参加させていただきました。帰るなり、楽しい話をきかせてくれました。とくに、がまの油の暗唱が、言えたことが、自信につながってる様です。ありがとうございました。先生との出会い、貴重な経験、ありがたく感謝しています。七日、先生に会えるのも楽しみにしている天河です。」

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  3. そういちろう2/9/12 10:51 午後

    先生、声を出す勉強ありがとうございました。
    ほかにもナイフの使い方を教えてくれたり、竹とんぼを作ってくれたり、
    いろんなことを教えてくれてほんとうに楽しかったです。
    先生の勉強楽しかったので、冬休みも来てください。

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