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2023-05-21

岡山に帰る朝、三鷹の周さんと娘の暮らすマンションで打つ五十鈴川だより。

 昨日お昼前に三鷹の下連雀に住む次女のマンションに、お昼前に稲城から移動した。まず稲城から京王線で調布に出て、そこからはバスで吉祥寺行き、下連雀で降りるともうあるいてすぐのところにマンションがある。

久しぶりの再会、娘は出掛けていたが、周さんと葉くんが迎えてくれた。葉くんはちょうどお昼を食べていた。なんの抵抗もなくあっさりと私を迎えてくれた。周さんがお昼にお蕎麦を用意してくれているあいだ、暫しお相手したのだが、葉君は数ヶ月前にあったときより一段と大きくなり、言葉もかなり発するようになり、私の話すこともほとんど理解していて、そのすさまじいまでのみずみずしい、柔らかい吸収力に改めて命の不思議に驚かされた。

仲良く遊ぶ二人の孫

お昼のあと、葉くんはお昼寝、周さんが寝かしつけるので私は一階のリーディングルームに移動,今回の上京で持参し、少しずつ読み進めている下村湖人著【論語物語】を読む。3時過ぎまでよい時間が過ごせた。一行一行集中して読める。リーディングルームのあるマンション、わたしには最高の時間が過ごせるプライベート空間である。

論語は、一度は少しでもいいからいつの日にかは読みたいと思いつつ、今日まで来たのだが、論語の入門書としてもさることながら、普通の読み物として、いまを生きるわたしにはうってつけの書物である。全28章の短い物語の27章まで読み進んだのだが、これはこれからも繰り返し手元に置いて、自分を見つめ直すのに不可欠の書物であることを認識した。残り一章(泰山に立ちて)は帰りの新幹線でじっくり読もうと思う。

さて、部屋に戻るとお昼寝から葉くんが起きていた。周さんが珈琲を淹れてくれしばしの時間を過ごしていると、今夜は次女夫婦のところにお泊まりするノア君とレイさんが、稲城から自転車でやって来た。レイさんは稲城から下連雀までは自転車かジョギングでやって来る、のだ。とそこに、次女も帰ってきてしばしお茶タイム。

4時過ぎレイさんはノア君を置いて、稲城へと帰ってゆき、周さんとノア君はゲームタイム。私と次女と葉くんは、夕飯のお買い物。スーパーまでおおよそ15分くらいの距離、葉くんの散歩もかねているので、葉くんはあちらこちら好奇心丸出しで寄り道する。特に階段がお気に入りであちらこちらの家の階段を見つけては上ろうとするので母親の心配はつきない。

だがこればかりは加減を見極め、見守るより他はない。ありがたいことにわたしには余裕があるので出番が多く、みまもり役として役に立つことが嬉しい。スーパーについても葉くんの好奇心は全開、なんとか買い物を済ませたくさんの品物をリュックに積め、私と娘が背負い、葉くんのベビーカーにも乗せ、葉くんは往復を立派に寄り道、歩き通した。時間はかかったが、この7月で2才になる葉くんのほほえましくも手のかかる成長ぶりをつかの間堪能できてお爺としては嬉しかったことを、五十鈴川だよりに打っておきたい。

部屋に戻ると、ノア君はゲームに熱中していた、周さんはゲームに強いのでノア君としてはレイさんの許可あったので限られた時間、ノア君は周さんからゲームに関して色々学べて楽しくて仕方がない様子であった。

ノア君はゲームに熱中、娘と私とレイさんは葉くんの相手をしながら餃子作り、100個の餃子を私と周さんと娘でなんとか包み終え、と同時に焼き餃子がメインの夕飯を5人でなんとか楽しく終えることが出来た。夕飯を終えて、周さんが葉君ノア君とお風呂に入り続いて私。葉君を娘は寝かしつけ最後にお風呂にはいった。

私は与えられた部屋で、葉君の次に気がついたら眠りに落ちていた。周さんや娘とゆっくりとお話しする時間が持てなかったが、しめくくりの一品に大好きな餃子を作ることができ、今回の二組の娘たち家族を訪ねた小さな上京旅、明日から普段の西大寺の生活の励みになることは、まず間違いない。3人の孫は私に勇気をくれる。

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