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2019-06-22

ロミオとジュリエットは老いらくの体に、再びインスピレーションをもたらす。

忙中閑あり、時間的余裕のない朝の、それでも書かずにはいられない五十鈴川だよりである。今日は第6回目のシェイクスピア遊声塾発表会ロミオとジュリエットの日である。

昨夜最後のレッスンを終え、普段よりずっと遅く休んだにもかかわらず、5時間熟睡したらすきっと目が覚め、めったにあげないお線香を点て、てをあわせた。

雨の予報で心配していたのだが、今のところ外は雨もなく穏やかな朝である。午後まで持つことを願うしかない。昨日はいつもより短い時間で稽古を終えたが、何とか発表できるところまでは、こぎついたかの安ど感につつまれた。

初めてみた舞台蜷川幸雄演出のロミオとジュリエットのパンフ
何よりも、塾生のチームワークが、世代が多岐に及んでいるにもかかわらず、稽古を共に積み重ねてきたなにかが塾生同士を、いわば同志的感覚で結び付けているのかもしれない。

共に汗をかき、ともに苦しんだ仲間というものは、やはりかけがえがなく尊いものであると感じた、昨夜の帰り道であった。

と、ここまで書いたらもうほかに書くことがなくなったのだが、あとはひとりでも多くの方に足を運んでもらえたらと思うだけである。このような気持ちに私がなっているのは、塾生が年々成長しているからである。

世の中に発表できる程度の域にようやくにして、達してきた塾生の姿を見ていただきたいし、やはりシェイクスピア作品の言葉の自在な面白さ、物言う言葉の術 の妙味の一端を味わってほしいからである。

私はようやくにして、シェイクスピア遊声塾の存在をもっともっと知っていただきたく、終えたらきちんとした 名刺作りから始めるつもりである。

時間の都合でここからは端折るが、青春期にロミオとジュリエット出遭えた私は大いなるインスピレーションを得たが(たとえ若気の至りではあれ)、老春期再びロミオとジュリエットと再会し、またもやささやかにインスピレーションを得たかのような面持ちなのである。


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